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 命日 ~父親からの贈り物~

2006年2月のある日。

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今日は父親の1周忌。
母と姉と叔母とワタスの4人でお寺までやってきたのであるが、朝から降り続いている雪に少し驚いていた。
東京ではこんな降り方はめずらしい。。

深々と降り積もった雪はここがまるで豪雪地帯のように街を一変させていた。駅からタクシーがうまく捕まるかどうか母親は心配していたのだが、そこは偶然にも止まっていたタクシーに乗り込むことができた。

「お客さん、法事ですか?この降りじゃ帰りは無線で迎車してもらったほうががいいですよ。」
タクシーの運転手は一瞬上を見上げ灰色の空に顔をしかめながらワタスらの事を心配してくれたようであった。

無銭で芸者?!なんとも豪勢じゃのう!なーつて心配してくれる運転手さんをさておいて一瞬おバカな事を考えてしまいますた。いかんいかん、今日は父親の1周忌。でもよりによってなんで今日が雪なんだろう。。

おやじさん、何か企んでいるの?





ワタスの父親は2005年2月東京のある大学病院で亡くなりますた。
40歳で糖尿病を発症しその後腎臓病を併発。透析生活を長い間送りそして心臓病に至り手術。その後足指の壊疽から毒が片足に蔓延、片足を膝から切断。今度は反対の足指の壊疽が見つかるも主治医の判断の遅れから毒が体中に蔓延。

父親が倒れたと連絡が入り病院に駆けつけたのだが、父親は車椅子に乗ったまま緊急外来で待たされていた。母親と介護サービスのケアマネージャーさんが病院まで運んだらしい。後から名古屋の姉が駆けつけた。

意識がもうろうとしている患者をなぜ診察しないのか?
何度も何度も頼み込んでみたが、担当医が戻らないので判断を待ってくれとジワジワ引き伸ばされた。6時間後に担当医師がやってきて個室ベッドなら空いてますけど。。と言った。

はぁ?
そんな事なぜ6時間前に言ってくれなかったのか。。
個室ベットも普通のベットも関係ない状態になっている人間をそのまま放置するのがここの医療なのか?

ベットなんか関係ないからとにかく治療してくれ!と半ば怒り心頭にその医師にどなった!

と、検査の結果、父親の状態がかなり悪いことがわかり(みただけでわかりそうなものだが。。)、そのままICU(集中医療室)に移されたため、結局、その個室を使うこともなく5日後父親は息を引き取ったのである。

ワタスらは病院内に設けられている相談室を通じて病院側と話し合いを行い、6時間放置した病院の対応の不備を認めさせた。しかし、片方の足が壊疽の状態になった時になぜ膝から切断しなかったのかの医療判断は、当人の意思が担当医の判断に任せるということでその担当医の責任は問えなかった。まさに死人に口無しか。。
で結局、医療費は全額無料ということで病院側とは手打ちにした。
もちろん裁判沙汰になれば、お金の無いこちらの不利になることは十分わかってはいたが、その時のワタスと姉はなんか腑に落ちないモヤモヤを抱えていた。

しかし母親はこれで終りにしようと言った。

母親は人と争うことが嫌いな性格ではあったけれど本当に納得していたのだろうか?
その時はよくわからなかったのだが、今(2013年)だからなんとなくわかるような気がする。母親はこの時この病院での一切の記憶を一刻も早く消したかったのかもしれない。そうしないと自身が耐えられなかったのだろう。

葬儀の時に叔父(父親の兄)から知り合いに朝日新聞の記者がいるが、記事にしてもらおうかと言ってくれたのだがお気持ちだけでということで丁重にお断りした。

母親の目がもう終りにしようと言っていたから。。




ワタスの父親はわがまま放題の人で随分母親は父親に泣かされた。
ワタスが大学時代、父親がギャンブルで拵えた借金に母とワタスは愕然とした。2度3度同じことを繰り返したので父親の親戚は既にもう見放していたのだ。

本人はそこから失踪する。
警察に捜索願を出すも、母親とワタスは絶対に帰ってくると思っていた。弱小ものも父親は外で一人生きられるほど強くは無いと見切っていたからだ。案の定1週間後に顔が真っ黒なドロドロの姿で帰ってきた。

ワタスは毎夜祈った。
この人を救ってくれと。。

その祈りが天に通じたのは、それから間もなくして。

不思議なことに。。
とあるご縁である方から司法書士の先生を紹介された。
その先生はなんと無料で債務整理を手伝ってくれたのであった。

父親は仕事を見つけ、その会社が持っているアパートへ引っ越すことになった。
ワタスも同時期に一人暮らしを始めた頃であった。

そしてそこから父親は変わりだした。
今まで母親と買い物など一緒に行ったことがなかった人であったが、いつも一緒に買い物へ行き、夫婦で旅行するなどそれはもう今までとは180度違う母への寄り添い方であった。

今にして考えてみれば、たぶん子供(ワタス)がいたからできなかったのかもしれない。本当は父は寂しかったのだ。そのはけ口にギャンブルへと向い、いつのまにか依存症に陥ってしまったのだろう。




しばらく平和な時期は続いたがそう長くはなかった。
今度は長い長い闘病生活が始まったのであった。父親は糖尿病患者が渡るであろう死の階段を一歩づつ確実に登っていったのである。

母親はいつも付き添っていた。あれだけいろいろあったのに決して離婚はしなかった。いやそれ以上に何か使命感みたいなものがこの人にはあるのだろうとワタスはいつも思っていた。


亡くなる1年前の2004年2月に地元の病院へワタスが見舞いに行った時のこと。
1時間ほどベットで座りながら父親と話した。

「今までおまえ(ワタス)や母さんには本当に苦労をかけてきたからなあ。なんか恩返ししなけりゃね。」

はじめて父親の口からそんな言葉を聞いた。
「なんか改心しちゃったのかい(笑)。おやじさん、まだまだ行くのは早いよ。」などと冗談で返し二人で笑いあう。

この時生まれて初めて父親と腹を割ってわかり合えたと感じた。

小さい頃、縁日でワタスと父が屋台のお好み焼きを買おうと待っている時、側で食べたそうにしている他の子供に父は自分の食べる分を全てあげてしまう。小さいワタスはなんでそんな知らない子にあげるの?って少しムカついていたのを思い出した。

父は人の笑顔をみるのが好きだったのだ(特に子供の笑顔が大好きだった)。
あの頃と同じ純粋な気持ちの父親がそこにいた。





2006年2月。

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雪が深々と降り積もっている。音もなく静かな日だ。東京なのにここはどこかの田舎のようだ。

このお寺には不思議な巡り合わせてご縁ができたのであるが、最後に決めたのは母親であった。
小さいけれど庭がよく整理され、四季折々の花が咲くそのお寺の真ん中にそれはそれは大きな桜の木があり、その枝ぶりを母親はえらく気に入ったらしい。
母親の実家にある双子の片割れになった杉の巨木の脇に1本の桜の木があり、それを思い出したのであろう。

田舎の家のような客間に通され、そこでしばらくお茶を飲んでくつろいでいると準備ができましたからと本堂へと通された。

立派な観音像と仏像。そしてワタスらの為にイスが用意されていた。

とワタスらは振り返り外の風景にあっ!と息をのんだ。。

!!!

桜の木の枝に積もった雪がまるで花のようになっていた。雪桜とはこのことか。
水墨画のような庭の美しさに一同驚きでしばらく声もでない。

「綺麗だねえ、本当に綺麗だねえ。」

母親が笑う。姉も叔母もそしてワタスも。


これを見せようと今日を雪にしてくれたのかい。
おやじにしてみればすこぶる上出来じゃないか。。

父親からの精一杯の贈り物。
ワビ(詫び)もサビ(寂び)も程よく効いている。。


カーン!静かに響き渡る鐘の音。1周忌の法要は始まった。。


二つのヴァイオリンのための協奏曲 第二楽章
http://youtu.be/SZ_1QFkaWBQ




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 "鬼"という刻印

鬼は外福は内。遅い!っちゅうの(笑)。

皆様、こんにちは。
節分が過ぎて立春もあっという間に過ぎてこの記事を載せようかどうか迷っていたマティックスです。
更新のタイミングが少しズレてはおりますが、本日は"鬼"について最近みてきたものを中心に走り書きしてみようと思いまつ。

なんとなくまとまりがつかなくなる気配が十分に感じられますが(笑)そこは生ぬる~い目で見守っていただければと思っています。しばらくの間どうぞお付き合いくださいまし。



先日、上野の東京藝術大学、略してゲイ大、そそそ、シドニーの山のオカマさん達が来たら一度連れて行ってあげようと。。じゃなくて芸大。その卒業制作展へ行ってまいりますた。
毎年どこかの美術大学の卒展には必ずお邪魔して若いエキスをたっぷり吸い取ってくるので御座いますよ。ってワタスは吸血鬼ですかいっ!
いえいえ、刺激になるんですよ。若い人の発想は時に天地がひっくり変えるようなアイデアを持っていますから。毎年それを楽しみにしているのです。

さて、さすが日本一の美術大学だけありまして素晴らしい作品の数々に度々唸りっぱなしで御座いましたが、全体的にシュールな作品が多いというか斬新さを追い求め過ぎて一般のワタス達にはわかりにくい世界へ入っている作品も多くあったような感じを持ちますた。

まあ芸術に生きるというのは、過酷なマラソンのようなもので、自分に向き合い自分を壊しまた創りまた壊し。。スクラップ&ビルドの際限ない繰り返しの果てに一筋の光を見つけるようなもので苦悩の末に得るものは実は意外にもシンプルなものだったりするのであります。

観る人にわかりやすく伝えること。。この視点をまずベースに据えてその上で最大限の自己表現とある種の"ひねり"を加えた世界がプロの世界であるとワタスは思っています。

大学の先生方の作品を販売している所でプロの作品を観ておりますとやっぱりその点がしっかりしていて"この作品欲しい"と思うのですた(もの凄く高いのでびっくりしますたが。。)。



さて、卒展に戻りまして、ある作品に足を止めました。
ワタスが立ち止まって見入ったその展示物は、作品というよりも調査発表の展示のようなものでありますた。
調査展示は、この展示物の他にも東京を中心とした仙人暮らしをしているホームレスを扱った作品があったので、これもそのような調査展示物の一つだと思ったのですた。


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「鬼来法解禁~新屋敷魁の鬼降ろし~」先端芸術表現専攻修士 新屋敷 純子(豊永 純子)と書いてある。

なんとこの人は在学途中で学生結婚でもされて苗字が変わってしまったのだなあ。。などと勝手に思い込みをしながら展示物を読んでおりますた。

奈良県吉野のあたりにあるという鬼来寺(鬼を本尊とする寺)より借りてきたという鬼の掌のミイラが何の違和感もなく展示されておりますた。

鬼の掌は禍から人々を救ったという言い伝えがあり、昔の人はその鬼に感謝をするという意味で生贄を捧げ鬼を呼ぶ儀式(鬼来法という)をしていたのだそうです。

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大昔に記録したというビデオが一部上映されておりました。そのビデオはかなりリアルなのですが、ここでちょいとあれ?と思いまして。。昔ってビデオないじゃん。。あるとすればワタスが撮っていた16ミリとか8ミリカメラでのフィルム。まあフィルムをビデオになおせばなのですが、でもこれはもともとビデオで撮っていた感じなのです。ここではっと思いました。

そうかこれは1年前の今頃に流行ったあの事件と似ているなあと。

1年前の2012年1月に流行った"犬鬼寺迷惑メール事件"、ご存知でしょうか。

「犬鬼寺へ行きなさい!」そのメールの臨場感あふれる言葉に送られた人達は大パニック。
携帯電話会社のau、softbannk、PHSのウィルコムのユーザを中心に広まりました。
NTTドコモのユーザには送られなかったため、NTTドコモの陰謀か?などと囁かれたそうです。
本文があまりに怖くてしばらく外へ出られなかったという人多数。
Yahooの知恵袋をはじめ、2ch掲示板でも話題になり、社会問題化したあの鬼メールに似ているのではないかと思ったのですた。
(犬鬼寺メールは、参考資料としておまけに載せておきます。くれぐれもチェーンメールしないように(笑))

虚構の世界と知りながらも妙にリアリティがあるため、現実の世界のことと錯覚を起こしてしまうような擬似体験型イベントへ参加したような感じが当時はしたのですた。でもあの鬼メールはかなり完成された作品ですた。3月に送られてきた二作目は少々駄作でしたが、最初のメールはほんにびびりますたっけ(笑)。

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あの時と同じ感覚を肌で感じながら、展示物(研究論文)を食い入るように眺めておりますた。
妙なリアリティ、読んでいくと奈良県のどこぞの団体からのお礼の手紙でちょびっとええ~?マ、マジですかぁ~?という感じになり、

極めつけが「オニゲノム解読で衝撃!」と新聞記事。

オニゲノムっ~!!

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カッパや人魚のミイラと一緒に鬼来寺の鬼の掌から採取したDNAをアメリカの最新ゲノム解析技術によって解読した結果、鬼来寺の鬼だけが本物であったそうな。オニとヒトの染色体数は同じ23対46本。発見されている大きな違いは、1番染色体、3番染色体、性染色体Yの3カ所、生物学的に鬼の存在が証明されたとしている。


やばいっす、マジすか!マジすか!((>_<)/キャッキャッ!)

とまあ、ワタスごときを騙すのはチョロイもんで(笑)
16時から総合工房棟前グラウンドで実際に鬼を呼ぶ儀式を行うと案内まで書かれておったのですた。

おお~!すんごいぜ!新屋敷さん!
こりは新手のエンターティナー登場か!テレビ番組より数倍面白い。
などと興奮して総合工房棟前グラウンドへ一目散に駆けつけたのでございました。

と、儀式の話をする前に新屋敷純子さんの動画を見つけたのでどんぞ。
こりは儀式に望む意気込みみたいなものを語ったインタビューです。

新屋敷純子 ARAYASHIKI Junko/修士2年
http://youtu.be/pyt0TUsCRTU





総合工房棟前グラウンドでは儀式用の結界と少し離れた場所に小さな机とイスが置いてあり、
それらと向かい合わせて観客用の席が設けられておりますた。
16時になり、どこからともなく観客が集まってきました。

と向こうのほうから右足を重く重く引きずった田舎のおじいちゃんのような老人とその老人を支えている白装束の女性そして黒子を纏った忍者のような女の人が現れまますた。

白装束の女性:
「私は先端芸術表現専攻修士の新屋敷純子と申します。これからおみせいたしますのは、私の実家である新屋敷家に代々伝わる鬼降ろしの儀式です。本日は私の祖父である新屋敷魁が祈祷を行い、この儀式を執り行わせて頂きます。ではおじいちゃんよろしくね。」

白装束の新屋敷純子さんと黒子の女性が数ケ所に置いてある竹の先の蝋燭に火をつけている間、祈祷師おじいさんはなにやらいろいろと話しはじめました。

祈祷師のおじいさん:
「いや~わたしゃ~田舎もので。。今回、かわいい孫娘に頼まれましてな。いやとはいえんからねえ。この芸大にやってきましたが、いや~上野は遠いっ!」

新屋敷純子さんが遠くの方で「余計な事はいいからっ!はやく説明してよっ!」

とまあこんな感じで祖父と孫のよくある会話を聞きいているうちに準備ができたようです。白装束の新屋敷純子さんは今回、生贄役をやるそうです。

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蝋燭が灯った7本の竹に囲まれて新屋敷純子さんがその中央に片足立ちで立っている。祈祷師のおじいさんは右側に置いてあったイスに座り、黒子の女性は太鼓を打つ体勢をとった。

新屋敷純子さんの顔が真剣な面持ちに変化する。とその時。

太鼓がドドーン!

祈祷師:「○×▼&◇$△%●¥□・・・・。」
鈴の音チャリン、太鼓トン!

祈祷師:「鬼こんか~いっ!!」(この時ワタス思わず吹いてしまいますたぁ。なんとそのままかい)

生贄:「鬼じゃっ!


祈祷師:「○×▼&◇$△%●¥□・・・・。」
鈴の音チャリン、太鼓トン!

祈祷師:「鬼こんか~いっ!!

生贄:「鬼じゃっ!


祈祷師:「○×▼&◇$△%●¥□・・・・。」
鈴の音チャリン、太鼓トン!

祈祷師:「鬼こんか~いっ!!

生贄:「鬼じ・ゃ・・・


生贄役の新屋敷純子さんが大きな泣き声を上げながらその場にパタっと倒れこんだ。

ど、どうしたのか?
鬼が憑依してしまったのか?それともあまりの観客の入りに感極まってしまったのか?
急変する事態に観客は息をのんで見守っていた。

しばらくすると新屋敷純子さんが立ち直りだした。

おじいさんは孫娘に「どうした?やめるか?」と声をかけた。

孫娘は「いいえ、大丈夫です。やります。」と気丈に振舞った。

「止めてもいいんだぞ。」心配そうに孫娘の顔を見るおじいさん。

「続けます。」と純子さん。

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おじいさんは「孫娘はやさしい子で鬼の気持ちが入ってしまったのかもしれない」と話し、そして「もし鬼が来たときには蝋燭の灯りが一瞬にして消える。」と説明した。
おじいさんが観客に話している間、黒子のお姉さんが生贄を入れる木の枠に白い布をかぶせはじめた。もちろん生贄役の新屋敷純子さんは体を小さくしてその中に入っている。

準備はOK。

祈祷師のおじいさんは、何かの覚悟を決めた顔になり最後の祈りを捧げた。

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祈祷師:「○×▼&◇$△%●¥□・・・・。」
鈴の音チャリン、太鼓トン!

祈祷師:「鬼こんか~いっっ!!!


その時、白い布がかぶさっている木の枠が倒れ、ペシャンコに。

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「お、おいっ!大丈夫か!」何度か祈祷師のおじいさんが声をかけるが返事なし。

祈祷師のおじいさんはこの事態の全てを受け入れたような悲しい表情に変わり黒子のお姉さんと一緒になんとその場を去ってしまったのだ。


北風がヒュー!
観客は取り残された。


えっ?えー!?

生贄は?純子さんは?

ど、どういうこと?生贄に召されたってこと?

とどこからともなく別の女性が現れて、「これで鬼降ろしは終了しました」と観客に終りを告げたのでした。


えっ?えー!?


と、しばらくして、ペシャンコになった白い布の下から純子さん登場(下に隠れようの穴を掘ってあったのですた)。
観客からはオーと歓声が上がる。
さらに祈祷師のおじいさんと黒子のお姉さんも一緒に登場(この時じいさんは既に両足でピンピン歩いていた(笑))。
さらにオーと歓声が上がる。
三人は深々と挨拶をしてこの作品の締めを飾ったのですた。

と終わった後で気がついたのですが、竹の先の蝋燭はいつの間にか全て消えておりました。
鬼は来たらしい。。観客のところへ。。キャー!




とても素敵な作品ですた。こんなリアルな作品なんて初めて観たかもしれません。
計算されたストーリーとしかけそして演技。
わかりやすくその上で最大限の自己表現。しかもひねり具合も丁度いい。
このままプロへ行っても十分に通用するような作品は久しぶりですた。

何よりこの卒展の見た数々の作品の記憶がこの鬼降ろしの作品のために皆どこかへ消えてしまったのです。
鬼という刻印は強烈にワタスの記憶に押されたのですた。


あるプロの言葉。
「小さなものでいいから、何年も人の記憶に残る作品をつくりたい by 中田秀人(アニメーション監督)」



ご精読ありがとうございました。
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