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 インナーゲーム ~マインドの中にいる二つの自分~

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 機械仕掛け乃宇宙

メルクリウス、ウェヌス、テル(ス)マル(ス)ユピテルサトゥルヌス、ウラヌス、ネプトゥヌス

誰にも内緒だよ、二人だけの秘密だよ。」

- 機械仕掛け乃宇宙より -




皆様、こんにちは。

秋の長雨シーズン、季節の変わり目で体調など崩してはおりませんか?

夏の疲れはですね、梨を食べるととれるそうです。
あんな水ばっかの果物だけど、梨効果は凄いのだそうです。梨食おー。

さて、昨年書いた潜在意識の話の続きを書こうかと思っていたら、
最近聴いたある歌があまりにも素晴らしく、その歌の世界から何故か頭が離れられなくて、
こりは皆さんに一丁聞いてもらおうかと勝手に思い立ち記事にあげますた。

こらこら、嫌がっているそこのあなた、モノは試しだ聞いてごらんよ。。


そうそう


フフフフ、もう離さないよっ!(なんつーて大丈夫、ホラーじゃないからホラだから)。


話のストーリーをマティックス語りベバージョンでおおくりいたします。

せば。


kikai-unv-15.gif



あるところに太陽が決して登らない街がありましたとさ。

いや、むかしは登っていたらしいんだけれどもなぜか暗闇が街中に広がって、来る日も来る日も太陽は登らなくなってしまった。

そこで、東京都練馬区在住のインチキな魔法使いさん達がインチキな魔法でグレープフルーツほどの大きさと明るさの天体をこしらえた。

ただしこれは正真正銘なまがいもの。ないよりあったほうがいい程度のもの。。

見上げた夜空には、そのまがいもののグレープフルーツがぽっかりと浮かんでいる。



街の人々は、闇の期間が長すぎて太陽が登ることなどとっくに忘れてしまった。

暗闇の時が多すぎて時は暗闇でありすぎたのだ。

人々は夜明けが来るのも忘れ、不平不満を口にして夢を語り合わなくなってしまったらしい。

愛や未来などこの世界には全くお呼びではなくなってしまったのである。




そんな時、街はずれに住むひとりの孤独な青年が新しい太陽を造ろうと一つの機械を開発した。

青年はいつも真っ暗な夜空ばかりを眺めているので、街の人々からはバカにされ気味悪がられ、いつのまにか除け者扱いにされていた。

"いつか街の人達を見返してやる、そしていつもボクを蔑んだ目でみている奴らの鼻を明かしてやるんだ。"

寝る間も惜しんで研究に研究を重ね、機械の完成はもう真近に迫ったのではあるが。。

あと一歩のところで最も大事なパーツがいることに気が付いた。そのパーツが何であるか、完璧な理論をもってしても解らなかった。



その頃、青年は一人の女性と出会う。

素敵な笑顔の彼女は街の人達とは違っていつも彼に親切に接してくれた。

彼は彼女の笑顔に一筋の光を見い出したのだ。彼は彼女に恋をしたのであった。



青年は、ある日最後のパーツへ至るひらめきを得た。

それは、青年が、自分の胸の暗闇を彼女が明るい光で照らしてくれているイメージを感じたことからひらめいたものであった。

太陽を創ったという神様は、どのような気持ちでその燃え盛る光の玉を創ったのだろうか?と。

こごえるものには灯を、迷うえる者には温もりを与えたかったから。

そう、いきとしいける全てのものにを与えたかったからではないだろうかという結論に達した。

つまり最後の部品はなのではないかと青年は考えたのであった。

しかし、この街にはどこにも愛という部品は残っていないらしい。

そこにひらめいた青年はせっせと機械の完成を目指したのであった。




kikai-unv-13.gif


「こちらだよ。」

彼女の手を引いて青年は自分の屋根裏部屋のアトリエに入った。

薄暗い部屋に何やら沢山の機械が置かれている。

「こうやって手を取り合ってそこの歯車をピコピコ回すんだ。そしていにしえの呪文を唱える。」

カタカタカタと歯車が回り出す。歯車と歯車がかみ合い、からくり屋敷のような機械がその全貌を表した。


メルクリウス、ウェヌス、テル(ス)マル(ス)ユピテルサトゥルヌス、ウラヌス、ネプトゥヌス。

誰にも内緒だよ、二人だけの秘密だよ。」


その瞬間、ぼわっと不思議な重力が形成され何か小さな光が出来はじめた。
その光を中心に鉄でできた天体を模したオブジェがメリーゴランドのように回り出す。

光は徐々に大きくなり、グレープフルーツほどに成長した。


「この機械はね、機械仕掛け乃宇宙。機械仕掛け乃宇宙と言う名の機械なんだ。
君と出会って恋をして完成した機械だ。愛する者とこうして手を取り合ってハンドルをピコピコリンリン回すと歯車が回って愛の重力が生まれそして未来の希望という炎が生まれそして太陽に育つ画期的なマシーン」



彼女はただ驚きで目が点になっている。。


「なぜ、二人だけの秘密なのかというと、言いづらいことなんだが、この太陽はたった二人分しかないんだ。

この暗闇の街で二人分の太陽がもし生まれてしまったら、きっとたちまちのうちに争いごとになってしまうかもしれない。だから秘密にしておくしかないんだよ。」

青年は秘密を打ちあけたことで彼女と一生これを守り続けたいと思った。それは彼なりの不器用なプロポーズだったのかもしれない。


「ボクにとっての未来は君なんだ。君と過ごす明日の連なり。」

青年はこの幸せがずっと続けばいいと思った。


動き出した機械仕掛け乃宇宙、小さな愛の太陽は二人と希望に満ちた二人の未来を暖かく照らしていた。。ほんのわずかな間だけ。。




さて、この続きはこちらの動画でご覧ください。

素晴らしき吟遊詩人、山田庵巳さんのギター弾き語りでどんぞ。


山田庵巳 機械仕掛乃宇宙 始
https://youtu.be/sww212B9sEY



山田庵巳 機械仕掛乃宇宙 続
https://youtu.be/AYmnaxx8oA0





いかがでしたか?


ちょっと切ないですよね。

まがいものの太陽を創りかえようとした所までは良かったのだけれど、結局自分が創ったものもまがいものであったというオチですな。

最初は太陽が生きとし生けるものすべてへ愛をおくっているように闇の街に暮らすすべての人達のためにと思っていたけど(半分は見返してやるという意識が強かった)、製作しているうちに自欲がでてしまい二人分つくる発想しか思い浮かばなかったということで、外に浮かんでいるインチキな太陽と何の変わりない価値のないものを創ってしまったのですた。

彼女はいちはやくそれに気が付いてしまって、こんな頭の狂った科学者とは一緒にいられないわ、早く金も持ってずらかりましょうということになったんですな。

あるいは、最初から彼に興味なんか全くなく笑顔で彼に近づいて預金通帳さえ持ち出せればと虎視眈眈とそのスキを狙っていたのかもしれません。

愛がなくなった暗闇の街の住人ですからその可能性が高いでしょうねえ。



青年はこれからもまがいものの太陽の下でずっと生きつづけるのでしょうか?

歌はそこで終わっていますが、ここからは皆さん個人個人のイマジネーションを働かせてください。

ワタスが考えるこの青年の未来は、意外やとても明るいと思います。


せば、その後の機械仕掛け乃宇宙、語りベバージョン再開。





挫折の中で、彼は自分の胸に開いた暗闇を彼女が照らすことで自分は助かろうとしていたことに気が付くのです。

そして、もしかしたら自分が求めている太陽というのは外にではなく自分の内にあるのではないだろうかという考えに至ります。

彼はその後、機械仕掛け乃宇宙をリニューアルし、一軒家を借り、カップル向けのカラクリ屋敷を作ります。

入場料を取って機械仕掛け乃宇宙を体験できるアミューズメントを立ち上げるのでした。

それは大反響を呼びそのビジネスは大成功。人々には少しずつ笑顔が戻って来るようになりました。


前に申請していた特許を取り大きな会社と共同開発することになります。今度は二人分だけでなくもっと多くの人々のためにと。

その時、忽然と姿を消したあの彼女が戻ってきます。



「あの時はごめんなさい。本当はあなたに近づいたのはお金が目当てだったの。母親が重い病でなんとかその治療費を賄いたかった。でもあれから不幸なことが立て続けに起こって、今、借金がさらに嵩んでにっちもさっちもいかなくなってしまったの。あなたにこんなこと頼める身ではないことは重々わかっている。でもあなたしかもう頼める人はいない。。」

床に手をつき、涙がポロポロとこぼれる様子を見ながら、青年は静かにこう語った。

「君が姿を消してボクの描いていた未来がイッキに崩れ去っていった。でもあれはボクが勝手に妄想していたまがいものの未来。君にボクの太陽になれと勝手に役を強要してしまったこと。本当にすまない。そして何より君の苦しみ、暗闇を知ろうともしなかったボクを許してほしい。」

青年はこう付け加えた。

「実は、ボクは半年前に出会った女性と結婚したんだ。子供もあと数ケ月でうまれる。運命って不思議だよね。でもその運命にはちょっとした仕掛けがあることを知ったんだ。君のおかげだと思っている。」

彼女は彼の優しい言葉に号泣した。

その後、青年は彼女のためにお金を工面してあげるのであった。





ネプトゥヌス、ウラヌス、テル(ス)マル(ス)ユピテルサトゥルヌス、ウェヌス、メルクリウス。


気が付くと、暗闇で覆われていた魔法は解け、まがいもののグレープフルーツはどこかに消えて本物の太陽が登りはじめましたとさ。


おしまい。



次回は久しぶりの鍵つき記事でございます。


鍵の置き場所は以下の記事なので、忘れた方は下記までどんぞ。

イタリア人気質は遅刻して植木等を連れてくる ★鍵置き場★
http://matix.blog100.fc2.com/blog-entry-210.html



本日もご精読ありがとうございますた。

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