ワタリガラスの神話(とんでもバージョン)

皆様、こんにちは。
TPP?臨界?放射能?天変地異?世界不況?
毎日てんこ盛りで世の中なんとも騒がしくなってきますた。
と、今年もいよいよ残り2ケ月切りますたね。
今年の紅白はワタスはテレビがないから観れないのだけれど、無事に紅白観れる未来であって欲しいと祈る今日この頃です。

さて、本日は、"ワタリガラスの神話"についてちょこっとだけ紹介してみようと思いまつ。
(今回はまとまりがつかなくなってしまうかもしれませんがご容赦を)

ぜば。



魂を語ることを、恐れるなかれ。
  Don't be afraid to talk about spirits.


これはワタリガラスの神話の語り部として有名なボブ・サム氏の言葉。
ワタリガラスの神話とはアラスカ・クリンギットインディアンに先祖代々伝わる神話です。

hoshino-book.gif

故写真家星野道夫氏がその著書の中でこの神話を紹介しました。
彼は、アラスカからシベリアにかけて同じような神話が残っていることに着目し、
そこに数千年もの悠久な時の流れを感じながらそこで生きる人々に敬意を込めた眼差しを送っていたのであります。

その一人であるボブ・サム氏。彼はこのワタリガラスの神話を語ることを許されたクリンギット族唯一の語り部さんです。

bobsum.gif

ボム・サム氏プロフィール
アラスカ先住民クリンギット族。30代前半に、住宅開発のために掘り返され荒れ果てた祖先の墓地を目の当たりにし、開発計画を中止させ、遺体や遺骨の再埋葬、墓地の復興を一人で始める。以降、25年以上にわたり、祖先の墓地・聖地の保護修復の活動を続け、10万基以上の墓を修復、再埋葬した遺体は500人以上になる。また、各地に持ち去られた祖先の遺品、遺体や遺骨を家族のもとに戻す返還運動(リペイトリエーション)においても中心的役割を担う。年以上にわたり世界各地でストーリーテリングを行う。ドッグ・サーモン氏族、およびアラスカ南東部のジュノー周辺地域(オーク・クワン)のリーダーでもある。
著書:『かぜがおうちをみつけるまで』(谷川俊太郎訳/スウィッチ・パブリッシング刊)


さてこの神話を簡単にお話しましょう。もちろんワタスの語り部バージョンで(笑)。

danpei.gif

ワタリガラスの団平とっつあんがこの世界にはじめて作った森にはまだ魂というものがなく、
全てがじっと動くことがなかったそうな。そこに遥か向こうから若者のタカのあんちゃんがやってきた。
ワタリガラスの団平とっつあんは、ワラをもすがる思いで、「そ、そこの兄さん、た、助けておくれよジョー」と呼びかけた。

タカのあんちゃんは、最初そんなおっさんの言うことには「へっ、おっさんよ、あんたがやったらいいだろうが。へっ。」とシカトこいていた。

しかし、そこは百戦錬磨の団平おっさん。
「なあ、ジョーよ、おまえのパンチならあの力石徹、いや世界チャンピオンのホセ・メンドーサをも倒せるのによぉ。ワシと一緒に世界をとってみないかジョーよっ!」

とそこまで持ち上げられれば悪い気はしないタカのジョーさん。

「へっ、おっさんよ、一回だけなら付き合ってやってもいいぜ。」

団平とっつあんは、ついにタカのジョーをうまく丸め込ませて海中から火を採ってくる超危険な仕事を引き受けさせたのであった。
タカのジョーは、ひとっ飛びで現場に飛んで行き、なんとか燃え盛る海中にもぐり込んで火をを採ることに成功したのであるが、嘴の枝についた火が顔面近くまでになり、あまりの熱さで叫び声をあげながら何度もマットに沈みそうになった。

「立て!立て!立つんだジョー!」団平おっさんは必死の形相で若者ジョーに声をかける。
なんとか火を運んだジョーは、それを世界中の木々や動物に降り注いで「魂」を吹き込んだのだ。

世界はそうやって救われたのであった。

jyo.gif

「おっさん、もう燃え尽きたぜ。。」そう言ってタカのジョーは真っ白になって静かに眠りに落ちたのであった。

いつの世も世界を救うのは若者である。。と、この話は暗示しているのだろうか。

以上マティックス語り部とんでもバージョンですた。(あれ?これ話す時儀式がいるんだっけかぁ?。。)


watarigarasu-1.gif

2004年6月日比谷公園野外音楽堂。
「ワタリガラスの神話を聴く夕べ」と題してボブ・サムの語り部会が超満員の中(大半が女性なので驚いた)行なわれたのでありました。

ワタスはこの年の5月、偶然ぶらりと立ち寄った東京阿佐ヶ谷の映画館で
地球交響楽(ガイヤシンフォニー)」という映画を知るようになり、
ボブ・サムやワタリガラスの神話のことにも大変興味を抱くようになってこの語り部会に来ていたのですた。

ワタリガラスの神話の前に奈良天河神社の巫女さんによる珍しい紙吹雪の舞があり、
神聖な場所としてお清めを受けた後、伝説の語り部師ボブ・サムによるワタリガラスの神話が語られることになったのですた。

紙吹雪の舞は清涼感のある美しさでそれでいて繊細な優しさが溢れておりますた。

その紙吹雪の舞を見ているその同じ場所にはそれから約1年後に入った会社で出会うことになるC子さんとその友人達が座っていたのですが、そんなことはお互い一切知らず、ワタス達はそれぞれ夢中になっていにしえの美を堪能していたのでありました。

C子さんの話は以下の記事へ
2011年5月16日記事「With A Sprit」
http://matix.blog100.fc2.com/blog-entry-77.html

C子さんは現在悠久なる時の流れのある場所へと向かいつつあります。(頑張るんだジョ~。。。)


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 コメント

Re: いいえ、ケフィアです。 from マティックス

おちんさんどうもです~。

FC2の拍手コメントとっちゃったら途端におかしくなりだしたっす。
拍手コメントは何かの罠だったのかぁ~。う~ワナワナワナ・・・(あれ、ワタスも壊れだしたぞぉ~。もぉ~姉弟で壊れないでくださいよねっ!ってお叱りがきそうだ)

そうそう、拍手コメントはアクセス数なの?という質問がありますたが、そりは違います。
拍手コメントとFC2ランキングは主にボタンを押さないとカウントされんのですたい。
アクセス数はそこのページを訪れると自動的にカウントされるのでんす。
FC2解析用のHTMLタグをソース(ソースといってもブルドックでもオタフクでもないぞ)につければアクセス数の状況をみれますよん。
たぶんおちんさんのブログのアクセス数はすんごい揚げ物でしょう。ソースにつけてどうぞ召し上がれ(笑)。

そっか~「旅をする木」と「ネイティブ・マインド」どちらも読まれておったのですな。さすが魂の姉弟、抑えておくポイントが似ておりますな(笑)。
心地よい雰囲気というか波動というか明らかに都市型社会にはないゆっくりとしたリズムがそこにはあって、
そこに波長を合わせることで見えなかったものが見え、聴こえなかった声(音)が聴こえるようになってくるという人間本来の流れに戻れるヒントがそこにあるのではないかと思うのでつ。
ネイティブな人々の生活の中にそれはきっとあるのでしょうね。

C子さんは、看護師学校を無事卒業されてカナダで看護師見習い中だす。
ゆくゆくは日本の病院でも通用する国際資格までとってカナダのネイティブな人達の中で生活しながらたまに日本へ戻ってくるような生活をしたいそうなのだす。
まだまだ長~い道のりらしいですが、一歩づつ階段を登っているようです。(頑張るんだジョ~!)

ということで"くすお"に行きたいクリスタル殿を新宿2丁目のオカマバーに連れてって黒鳥の湖を踊らせるっす。
それを観ていた叶姉妹がこの子いただきっ!ってそのままフィリピンへクリスタル殿をお持ち帰りだす。
フィリピンの心霊手術で完全女になったクリスタルはある日当然男が目覚めて「ない?ボクのないよぉ~!」と叫び回って
まさに"くぅ~、じぃ~ざっすぅ~"(くっそ~)ってことに。以上じえんどぉ。ってだんだんワケがわからなくなってきたんで今日はこの辺で。

ではまた。

マティックス

はい、FC2おちんです from シドニーおちん

最近、歳のせいかシステムが老化してんの。ワタスが悪ぃんじゃないの、気がついたら歳とってたのっ、老いぼれてたのっ。

ってことで、湯船で正座してFC2のヒヨコ浮かべて、失礼なこと言ってごめんよ愛してるどダンペーと100万回言うこと。くれぐれものぼせてぶったおれないよーに、たのんだぞっジョーッ!

さて、語りべの儀式は直前までコロッケショー。そして、語りは真後ろ向いて壁に向けてこんこんせつせつと、ね。

ところで、ワタスも「旅をする木」大好きだよ。
いつも無理して真っ正面から見てたモノが、あぁ、真後ろから見てもいいんだ、それでも同じモノなんだ、と、ワタスの思考の癖なんかも180度ひっくり返してくれて、楽にしてくれた本だよ。

そしてネイティブ・マインドのヴィジョン・クエスト!断食のお話がのってる本だよね。穴ん中でヴィジョンを見るという通過儀礼。

なんか昔読んだ本を思い出しながら、どんどんネイティブ・アメリカンに引きこまれて行きそうだよ。
それにしても読書傾向まで似てるんかい、弟よ。

本日もいいお話をありがとう。C子さんが気になるおちんFC2老ぼれちゃった姉ぇちゃんより。

Re: みらさん、コメントありがとうございます。 from マティックス

コメント消えちゃいましたか。すんません。なんか最近ここ(FC2)のブログシステムおかしいのです。
せっかく入れてくれたのにあ~もったいない。FC2め、あとでこっぴどく叱っておきます。(逆に正座させられるかもしれないけど。。)

みらさんもネイティブインディアンに凝っていた時期があったのですな。
そうか。。やはり誰もが通る道なんやろか(笑)。

ワタリガラスはメディスンカードだと"闇"なのですな。表の意味が太陽の象徴つまり光であり、裏側は"闇"。
まさに"光"と"闇"が揃った創造主の魔術でしょうかねえ。

魔法使えたらどんなにか面白いことでしょうねえ。
でも最近では銭湯で魔術をみれるそうですが。。

なにぃ~?!どこで~?

詳しくは新宿モツ焼き会議会合で。(あっ殴られそ)


※ご参考:
ワタリガラスの神話が出てくる星野さんの本
「森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて」

ボム・サムが出てくる星野さんの本
「旅をする木」(ワタスはこの本が大好き)

from みら

今長いコメントを入れたのですが、送信クリックしたら消えてしまいました...。何で?(T_T)。
実は私、かつてネイティヴアメリカンにハマっていた時期がありまして、その時に買ったメディスンカードという本に”自分のトーテムアニマルを探す”というのがあり、やってみましたところ、ワタリガラスが出たんです。
トーテムアニマルは全部で9匹ですが、私は大好きなフクロウとワタリガラスの他に白鳥、ライチョウ、鷹、蝶、蜥蜴、蜘蛛がいました(後の2匹は自分で探すのだそう)。
そのメディスンカードの本には、アニマルを象徴するキーワードが記されています。ワタリガラスは「魔術」だそうです。
全ての物が形を成す前の”闇”を象徴するのだそうです。

ちなみにフクロウは「まやかし」。これも魔術を意味し、彼らは夜のイーグルと呼ばれるそうです。
けど、両方を持っている私ですが魔法なんてじぇんじぇん使えません(笑)。
でも興味ありますw。ワタリガラスの神話、ちゃんと読んでみたいですw。

Re: カラス神話を持つ民族だから from マティックス

リリーさん、どうもです。

「神話」って面白いですよね。
昔は語り部さんも沢山おったのでしょうね。

おお、「ネイティブ・マインド」早速注文されたそうで。
この本はとても不思議な本です。読むべき人を呼ぶような霊験高い本のようです。
ワタスもこの本は、遠くに出かけた時にたまたま入った古本屋さんで
もうワタスが手にするのを待っていたかのように置かれてありました。
ネイティブ・インディアンの考え方ってとても心地いいなあと思います。
やはり似たような神話を持つ民族だからでしょうかねえ。

本とリアルな世界とで同時に楽しんできてくださいまし。

旅のご無事をお祈りしてます。

マティックス

カラスって、私は好きです♪ from リリー

マティックスさん、こんばんは!

「神話」ってなんかわくわくしますよね。
神話は「ノンフィクションなんだろうな~」と思います。

お勧めいただいた北山耕平著「ネイティブ・マインド」
早速Amazonにお急ぎ便で注文しちゃいました!!ホントにお急ぎなので。
飛行機の中で読みたいと思います♪
紹介していただきありがとうございます!!

週明けに、行ってきま~す♪

Re: おお、リリーさんいらっしゃ~い! from マティックス

リリーさん、こんばんは。

「ワタリガラスの神話」はじめてでんしたか。
古事記に出てくるヤタガラス(八咫烏)は大きなカラスという意味なんだそうです。
これがオオガラスというカラスならば、日本ではオオガラスをワタリガラスと言うそうですから、
ヤタガラス=オオガラス=ワタリガラスということになります。
が、しかしヤタダラスは熊野の神々の使いであることから、熊野にはオオガラスはおらず、
この説はなりたたないのではないかという見方が強いそうです。

しかし、北極圏に住むイヌイット、カナダ大平洋沿岸のハイダ族、アラスカのクリンギット族などは、
カラスがこの世界を創造したあるいは魂を吹き込んだ様子を語る神話での共通点が多く、
カラスが太陽神の象徴であるために天地創造の話と繋がることになったのではないかということらしいです。
(日本のみならず世界の神話との共通性も高いそうです)

「あしたのジョー」バージョンよくわからんかったっすか(笑)。
団平のおっさんも「すまねえ、故星野道夫の本によく書いてあっから読んでみんさい」と言っておりやす。

しかし、リリーさんがセドナへ行く前にこの話を載せておいて良かったです。
ネイティブ・アメリカンの地に行くなら「ビジョンクエスト」という儀式も興味深いですぞ。
北山耕平著「ネイティブ・マインド」という本併せてお勧めします。

いいですねえ、セドナ。
戻ったら是非セドナの話聞かせてくださいまし。

気をつけていってらっしゃい。楽しいご旅行を。

ワタスもカテドラルロックでUFO呼んでみたくなってきた。(ベントラベントラ・・・・)

興味深いお話ですね~。 from リリー

マティックスさん、こんばんは。

「ワタリガラスの神話」って、初めて聞きました。実に興味深い!
(ワタリガラスってヤタガラスとは関係ないんですか?)

「明日のジョー」バージョンは、なんだかよくわかりませんでしたv-388
ちゃんとした(失礼v-356)バージョンを後ほど調べてみますv-391

それにしてもC子さんのお話、ホントにすごいお話でしたね。
以前読んだとき、ほぉぉぉ~~~~!!と思いましたよぉ~。
その後のC子さんの動向が気になります。

ところで余談ですが、私、セドナに行ってきます。
私はなぜかあのグランドサークル辺りの赤い土のエリアが大好きで、
過去、グランドサークル内の国立公園はほとんど制覇したのですが、
その時はまだパワースポットなる言葉はなく、セドナは知りませんでした。

で、最近流行(?)のセドナにずっと前から行ってみたく、念願叶いました!
でもセドナがメインの旅ではないのでゆっくりは出来ないのですが、
それでも、かの地の空気に思う存分触れてみたいと思います!

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