最初の音

本日はバックミュージックを用意しました。
聴きながら読み進めてくださいまし。

Wachet auf, ruft uns die Stimme (BWV 645)
http://youtu.be/NHhuyhlSSiA


木々の枝が少しずつ膨らみ始めてきました。もうすぐですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は季節の変わり目に起こる扁桃炎で少し体調を崩しかけていますが、
皆様、体調管理にはくれぐれもお気をつけを。
私の場合は毎回不摂生が原因なのですが..。

paipu-orugan

こんな私でも年に一度だけ教会の中に入ることがあります。
厳粛で清楚な雰囲気、なんとななくクリスチャンでなくても祈りを捧げたくなりそうです..。

秋の始まりを告げる11月始め頃、ICU(国際基督教大学)祭で行われるパイプオルガンコンサートを毎年聴きにいきます。開演まで待っている間、いつもながらチャペルに置いてある聖書をおもむろに手に取り、創世記の最初章を開くのです。そしていつもながら、「これって古事記とよく似ているなあ~、もしかしたら創世記も古事記も同じ人達が創ったのかも..」と思いを寄せていると頭上から荘厳なパイプオルガンが鳴り響きます。

創世記と古事記について面白い説を唱えているブログを見つけましたので参考までにどうぞ。

古事記は聖書の日本語版だった
http://homepage2.nifty.com/greatnoon/
確かに石棺のマークはどうみても菊花紋、天皇家の紋章ですね。


パイプオルガンの演奏を聴きながらいつも考えるのは、人が聞く最初の音のことです。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中で聞く音ってどんな音なんでしょう。
お母さんの心臓の音?それともまた別の音?

一説によるとその音は仏教でいうところの""という字音だとか。
これはヒンドゥー教で言えば、梵字の"オーム"を指すそうで、
この""とか梵字"オーム"という音は聖音、すなわち無から有を生み出すときに鳴らされる音ということらしい。
ちなみにお寺の鐘の響きは、正にこの考え方に則っているものでありましょう。
色即是空、空即是色の世界ですね。
』は、音の最初の文字で宇宙の創造を意味する。つまり、とは、宇宙を創造した力であり、宇宙そのものを指しているそうで、この音は世界の各宗教で祈りに使われる言葉となっているようです。
ちょいと比べてみましょう。

真言密教(阿吽「あうん」・オン~~)
ヒンドゥー教(オーム)
イスラム教(アミン)
キリスト教(アーメン)
仏教(南無(ナム)~)
神道(神社狛犬像のあうん)
チベット密教(ア・フーム)

たぶん、関係者から相当怒られるかもしれませんが、大変良く似ております。

この音は、深く瞑想に入ると聞こえてくる音(ナーダ音といいます)だという人も多く、
それはまた素潜りで有名なあのジャック・マイヨールが水深約100メートルもの海底で聞こえた音がその音であったと本人が語っております。さらに言えば、アポロ9号の宇宙飛行士 ラッセル・シュワイカートが船外活動中に聞こえた音もまた正にその音であったといいます。

the erth


『・・・・宇宙遊泳をしている私の姿を撮るはずだった
スコット飛行士のカメラが、突然故障したんです。

故障を直すため、5分間そのまま待つように言い残して
彼は宇宙船の中に、消えていきました。


突然することがなくなった私は、ゆっくりとまわりを見渡しました。
私の真下には 真っ青な美しい地球が、拡がっています。

ちょうど西海岸の上を飛んでいたのですが、
その風景は、信じられないほど美しいものでした。

そして

完全な静寂・・・

視界を遮るものは一切なく、
無重力のため宇宙服の感触すらなく、

自分はまるで素っ裸で、
たった一人、宇宙に浮いていると感じたのです。
そのとき、突然私の中に、こんな想いが湧き上がってきたのです。

どうして私はここにいるのだろう・・・

どうしてこんなことが起こっているんだ・・・

私は、いったい誰だ・・・
そうだ、ここにいるのは私ではなく、『我々』なんだ
なんということだ!!

これはまるで奇跡じゃないか!!


私は、いや、我々は、今まさに地球に育まれた命が、
地球の子宮から生まれ出ようとする、

その一瞬に、立ち会っているんだ・・・

こんな確信が一瞬のうちに生まれたのです。
考えたのではなく、一瞬に流れ込んできたのです。

私という存在が、眼下に拡がる地球のすべての生命と
深くつながっているというだけでなく、

地球そのものと深くつながっているということが、
頭ではなく 、心で理解できたのです。

こんな深い連帯感は、今まで一度も味わったことは、ありませんでした。
このときから私の世界観は、大きく変わりました。
もちろん、この体験の前と後で、同じ人間ではあるのですが、
世界に対するものの見方が、大きく変わったのです。』

映画「地球交響曲第一番(ガイヤシンフォニー)」より


私達が意識を自分の心の奥にフォーカスする時、そこで鳴っている音こそ、人が生まれる前に聞く音なのかもしれません。そこに無から有を生み出す根本の大きな意識と繋がる秘密があるのかも..
とこんな事を思い巡らせながら気がつけば、パイプオルガンコンサートもアンコールの曲です。

そのときいつも聖書のこの章を開き、深く心に唱えるのです。(言を音と置き換えてみてください)

『初めに言(音)があった。言(音)は主と共にあった。言(音)は神であった。

この言(音)は初めに神と共にあった。

すべてのものは。これによってできた。できたもののうち。一つとしてこれによらないものはなかった。

この言(音)は命であった。そしてこの命は人の光であった。』

ヨハネによる福音書 第一章より


ご精読ありがとうございますた。
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 コメント

Re: タイトルなし from マティックス

BgN様
コメントありがとうございます。
木内氏というのは「生き方は星空が教えてくれる」の著者、木内鶴彦さんですね。
有名な本ですよね。私、実はまだ読んでいないのですが、機会があれば是非読んでみたいと思っています。
ここら辺の話題も今後の記事で扱えたらいいなと思います。
こちらこそありがとうございます

マティックス

from BgN

こんにちは,毎回圧倒される記事をありがとうございます.
>こんな深い連帯感は、今まで一度も味わったことは、ありませんでした。
今回の記事を拝見しまして,宇宙が意識から始まったという木内氏の話を思い出しました.このことに関連して他に何かも書きたいことがあるようなのですが,私自身これが意識化出来ませんで,表現することができません.とにかく,ありがとうございました.

Re: タイトルなし from マティックス

素様

当ブログにお越し頂きありがとうございます。
またコメント頂きまして重ねて御礼申し上げます。
ただ、当ブログにおきましては、記事に関係ない
コメント等は控えさせて頂きますので
大変申し訳ございませんがご了承くださいませ。
宜しくお願い申し上げます。

マティックス

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