ものづくりに大切なもの -アンドロイドも恋をする?-

皆さんこんにちは。
ちょいといろいろと忙しくなってなかなか更新できませんですた。
すまんこってす。

さて、本日は久しぶりにSFちっくにいきたいと思いまつ。

ん?スマホの話でっか?って。

いえいえ。

Androidではなくてアンドロイドの話だす(ややこしい)。


まずはこいつを見てちょんまげ。

日本エレキテル連合 コント「ダメよ~ダメダメ」 おもしろ怖い
http://youtu.be/8H0ok9IdfOQ


ダメよ~ダメダメ!

気持ち悪い?でも面白いですと。


日本エレキテル連合さんなかなか着眼点がいいですね。
コントに登場するおしゃべりワイフシリーズ未亡人朱美ちゃん3号、これは言わずと知れたあのオリエント工業さんのラブドールがネタのベースになっております。

知ってますか?オリエント工業。

この会社、昔は南極基地に配属される隊員さん向けにダッチワイフを作っていた会社です。有名な「南極2号」懐かしいですな。なんかけったいな風船のおばけ人形っていう感じでしたが、それが今や日本が世界に誇る人間そっくりのリアルラブドールへと進化しているのです。


この画像、これ人間ではありません。



lovedoll-21.gif


どうです?


言われるまで人間だと思ってしまうでしょ。
この技術に目をつけたロボットの研究機関は、オリエント工業さんと共同で歯科医師のための治療シュミレーションアンドロイドを開発したのです。

オリエント工業の技術を取り入れた歯科患者ロボット - 昭和花子2
http://youtu.be/H_Toyn4u1IQ


-- 転載開始 --------------

昭和大学は、ロボットメーカー、テムザックが製作した歯科患者ロボット「昭和花子2」を発表しました。先代の昭和花子に比べ、よりリアリティや機能性、使いやすさを追求しており、歯科医療商社のヨシダより実際に販売される予定です。

今回のロボットの一番の特徴は、ラブドールメーカー、オリエント工業による、シリコンスキンと口腔粘膜です。舌の2自由度、腕の2自由度を含め、ロボット全体では、10自由度が有り、首を振ったり、むせたりといった自然な動作が可能です。

"実は、一号機を作る前の10年以上前から、オリエント工業と接触しています。その当時から造形に関しては、プロの手を借りるしかないと考えていました。顔なんてどうでもいいといって作ると、心理的な影響が違ってきます。ドクターや学生の心理的な臨場感、「がんばってやるぞ」とか「ちょっとのミスもゆるされない」といった、生体と同じような緊張感を持って、練習できるかとうのは非常に大きなファクターなんです。緊張感を持って練習して、失敗しても良いと思っています。ロボットですから。"

主な改良点として、皮膚が塩化ビニルからシリコンになった他、舌と頬粘膜を一体型とし、空気の圧力のみで動かしていた頭部に、新たにモーターを組み込んでいます。

"我々は、舌の動きと粘膜の動きを分けて考えていたんですが、水が機械の方に漏れて悪い影響を出さないように、できれば一体化したかったんですが、その技術が無かったんです。その技術を持っていたのが、オリエント工業で、その成形技術にだいぶ助けられています。"

ロボットの自律運動としては、瞬き、眼球運動、くしゃみ、首振り、咳、舌の運動、開口疲労などがあります。また、レイトロンの音声認識技術による、音声会話機能も新たに搭載されました。

"上の顎の奥に手を突っ込むと、うぇっとなるのは嘔吐反射というんですが、それも再現しています。文字では、学生に教えられますが、実際にどうなるかというのは、なかなか教えられないので、こういった機能を入れています。"

"昭和花子を出した時も、海外の4?5カ国から売ってくれという話がでています。だだ、メンテナンスの体制など、これはテムザックの仕事になりますが、どうやって維持していくかどうやって普及させていくかという問題がありました。ただ、これはどちらかというと、大学や会社というレベルではなくて、国や関係機関が整合性を採って、きちんと日本の技術として広めていくべきじゃないかという思いもあります。実質的な内容の開発ということでは、今回音声認識がかなりうまくいったということで、これほどうまくいくことは実は想像していなかったんですが、いろんな言葉を認識してくれて、それを蓄積していくことができるというのが分かりました。これは、医療における問診や患者のデータをデータベース化してデータマイニングするという時に非常に役に立ちます。だから医療における新しい産業が生まれるような気がしています。"

--- 転載終了 --------------

ちょっと!ちょっと!

もう少ししゃれた名前つけてあげればよかったのに「昭和花子2」ですと?!マジですかぁ?
技術者や研究者ってなんでこうセンスのかけらもないのかなあ。

いやいや名前だけじゃなくて、日本の技術研究を取り巻く状況は、質の低下が著しく起こっているそうな。発想が固定されすぎてしまって従来の枠を超える新しいものが開発されにくいのだそうです。つまり、人材難ってことですかねえ。

エンジニアリングって論理的かつ機械的で機能だけ重視して終わりっていうのが多いと思うのです。しかし、"人間が使う"部分に降りてくるとそこに文化とか芸術とかアートとかにかかわるヒューマンな部分がとてもとても重要になってくる。
そこが"楽しさ"とか"面白さ"とか"情緒"を感じる部分に結びついてくるのだと思うのです。

「昭和花子2」を使って治療シュミレーションをする時、歯科医師が感じる部分こそ重要なこと。

昭和大学さんは、そこに気がついたのでありましょう。ラブドールメーカーと手を組むという発想はなかなか起こりにくいですからね。

機械的な部分とヒューマンな部分、そこを乗り越えれば、日本の商品開発力の急激な低下を招いている問題も解決の糸口が見つかるかもしれない。ものづくりに必要なものって実はそこにあるのではないかと思うのです。

その辺をわかっていらっしゃる研究者は意外と日本には少ないのです。
しかし、このおっさん教授はその重要性をとても認識している研究者の一人です。


isigurohirosi-10.gif

石黒 浩(いしぐろ ひろし、1963年10月23日 - )

日本のロボット工学者。大阪大学教授。ATR石黒浩特別研究室室長。専門は知能情報学。工学博士(大阪大学)(1991年)。滋賀県出身。二足歩行ロボットなどを研究している。彼の参加する産学協同の「チーム大阪(Team OSAKA)」はロボカップ世界大会のサッカー競技ヒューマノイドクラスで2004年から2007年の4連覇を達成。2007年、英国コンサルティング会社Synecticsの調査「世界の100人の生きている天才のランキング」で日本人最高位の二十六位に選出される。

この強面からは想像もつかないセンスを発揮するこのおっさん教授。
この方が手がけた2012年新宿高島屋で開かれたバレンタインイベントの動画をみてみましょう。


アンドロイドを起用したショーウィンドー、新宿高島屋で展示
http://youtu.be/uyG90mNCcJE



--- 転載開始 -------------

アンドロイドロボット「ジェミノイドF」を用いたショーウィンドーが、新宿高島屋で展示されています。

これは、期間限定のバレンタイン特別企画として展示されているもので、ロボットにはあらかじめベースとなる感情や行動のモデルがプログラムされており、センサの情報をもとに周囲の状況を認識しながら、表情や動作を作り出しています。

"アンドロイドがどういう所で使えるのかをいつも探してるわけですが、ショーウィンドーというのは、本来どうあるべきか、ショーウインドーは普通マネキンを使いますが、本当にマネキン使いたいのかと思う訳です。本当だったらファッションモデルに入ってもらいたいはずで、その方が服も映えますから。でも実際のモデルに一日中ショーウインドーの中に入ってもらう事はできないし、でもマネキンだと人らしくないので、アンドロイドを使うというのは本来のショーウィンドーの目的に適っていると思います。"

開発者の石黒教授は、過去にアンドロイドと実際の俳優が共演する「アンドロイド演劇」を製作し、国内外で反響を呼んでいます。今回ショーウインドーにアンドロイドを使うことで、人々がどのような反応を見せるか実用性を含めて研究しています。

"演劇は、一回に2~300人くらい閉じた世界でアンドロイドの役割を果たす場所ですが、今回はたぶん週末になると数万人くらい見られるわけで、オープンな所でどこまでアンドロイドが受け入れられるかを試したいです。"

"このアンドロイドは、ベースには感情の波があるんです。その感情の波の上に65通りの動作がセンサに応じて表出するようになっているので、ずっと見てても全部違うストーリーが見えて来るんです。今回はしゃべりませんが、目の動かし方とか首の動かし方とか顔の見方とかいろんな所でいろんなストーリーがでてくるので、たぶん好きになる人がでてくるのではと思います。"

アンドロイドは、基本的には誰かを待っている時の自然な動作をしており、常に人に反応するわけでなありませんが、時々反応して笑顔を返したりすることもあります。

"普通の人だと思って下さい。普通に座っている人として扱って下さい。普通座っている人にこんな風にしますか?されたら反応しますが、あまりしつこいと無視します。このアンドロイドを見ながら何を考えているのか、アンドロイドの気持ちを想像してもらえると面白いと思います。"

--- 転載終了 --------------

石黒教授は、演出家平田オリザ氏と共同でアンドロイドと人間が演じる演劇プロジェクトを立ち上げ話題を呼びました。おまけに対談している動画を載せてありますのでお暇なときにどんぞ。


さて、アンドロイドやロボットというとワタスは新宿にあるロボットレストランを思い浮かべるのだすが。。
でもまだ行ったことがないんで近いうちにゲイジンさんに紛れて一度行ってみようかなと思っております。

Robot Restaurant, Tokyo
http://youtu.be/7sJ5aEdLoPs


ブブ、ここだけバブルっぽいじゃあーりませんか(笑)。
なんかアメコミに出てくる日本っぽいものを実写化したような感じだす。賛否両論ですが、でもこのパワーは凄いっすねえ。


最後に紹介するのは、声のアンドロイドといわれる分野、「初音ミク」に代表されるボーカル・アンドロイド=ボーカロイド(VOCALOID)略してボカロと呼ぶそうですが、この技術は日本のヤマハが開発した音声合成技術が元になっているのだそうです。
Wikipediaくんの説明によれば、「メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。対応する音源については、主にヤマハとライセンス契約を締結した各社がサンプリングされた音声を収録した歌手ライブラリを独自に製作し、ヤマハ製のソフトウェア部分と組み合わせて製品として販売されている。」とあります。
作曲と作詞データができれば、自動的に音声が合成されてミクちゃんのような子が歌ってくれるということですな(これは楽しい~)。

今やリアルな歌手の曲よりボカロの曲のほうが人気が高いそうで、秋葉原に出没するオタクくんやニコ厨さんのみならず、クラブやカラオケで流されている曲もあって若い人だけでなく幅広い年齢層の支持を獲得してきているそうです。そのうち演歌歌手専用のボカロなんかが出てくると年寄りもノッテきそうですな(はいっ!こぶし利かせて~)

つうことで本日はあまりまとまりがありませんでしたが、ボカロの曲でも聴きながらお開きにいたしましょう。

【GUMI & RIN】LUVORATORRRRRY!【Voca Labo】- Original PV
http://youtu.be/MpvYBQ19UTE



バブルっぽいっすかねえ。

やっぱアンドロイドには金がかかっているもんで(笑)。。


ご精読ありがとうございました。

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おまけ

平田オリザ&石黒浩 特別番組「アンドロイドは人間の夢を見るか?」舞台三人姉妹
http://youtu.be/XHrxByl9618


最後までありがとうございました。


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