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 切ない吸血鬼の話(「ぼくのエリ 200歳の少女」より)

皆様こんにちは。

最近、玉蔵さんは「清々しい感覚のもっとすごい感覚を感じる」とブログで言っております。
しかし、ワタスが感じるのには、切ない感覚のもっとすごい感覚を感じるのですが、う~ん、どうなっているのでしょうか。
何かこうお祭りの後のちょっと寂しい感じみたいな。。。そんな空虚感が漂う今日この頃なのですが、
バカ話だけはいつものように。。。でも切ないかなあ。(笑)

会社同僚のTさんとポールシフトの話をしていたらなぜかゴキブリくんの話になってしまって、
そうしたらTさんがゴキブリホイホイの昔のCM知ってまっか?と聞いてきたので、
知らないと答えるとこれでも見なはれと送ってきた。

こりです。

アース製薬 ごきぶりホイホイ
http://www.youtube.com/watch?v=whZWdt1jt6I


う~切ない。。
(逃がしてあげて?いや逃がせませんよ。)


さて、本日はこないだ見た切ない映画の話をしようと思いまつ。
映画の題名は「ぼくのエリ 200歳の少女」です。

bokunoeri-1.gif

ストーリー(goo映画&公式サイトより)-------------------------------------------
ストックホルム郊外で母親と2人で暮らす12歳の少年オスカー(カーレ・ヘーデブラント)は、
毎日学校で同級生からの苛めに遭っていた。大人たちはその事実に気付かず、助けてくれる友達もない。
いつも隠し持っているナイフで自宅の木を切りつけることで、辛い思いを1人紛らわせていた。

そんなオスカーの前にある日、黒髪の少女が現れる。
いつの間にか雪の積もった中庭のジャングルジムの上に立っていた彼女はオスカーの家の隣に引っ越してきた子だった。

「悪いけど、君の友達にはなれないわ」

「どういう意味?」

「君が友達にになりたそうな顔をしてたから」

息も凍りつくような寒さの中、
薄手のシャツ一枚で現れた少女は、オスカーの寂しい胸の内を見透かしたような言葉を残す。

その頃、町では凄惨な殺人事件が起きていた。何者かが喉を切り裂き、
血を抜き取られて逆さ吊りにされた若者の死体が森で発見されたのだ。

再びオスカーの前に現れる少女。その表情はどことなく悲しげで、鼻を突く異臭を漂わせていた。
エリ(リーナ・レアンデション)と名乗ったその少女は自分の誕生日を知らず、
年齢も“だいたい12歳”とはっきりしない答え。不思議で秘密めいたエリだったが、
オスカーは彼女と接しているうちに、胸の高鳴りを覚えていく。

やがて、2人の間で夜毎、モールス信号による寝室の壁越しの会話をするようになった。
オスカーがいつものように3人組にいじめられ、ムチで顔を傷つけられた日には、
「そいつらにやり返して思い知らせてやるのよ」とエリはオスカーに忠告した。

エリは何もかもが不思議で、秘密だらけの女の子だった。ある深夜には2階にあるオスカーの部屋に窓から入ってきて、
ベッドの中にもぐりこんできた。何も着ていないエリの体は、氷のように冷たかった。

「エリ、ぼくと付き合ってくれる?」

「無理だわ、女の子じゃないもの」

オスカーにはその言葉の意味がわからなかった。朝目覚めるとエリの姿はなく、奇妙な置き書きが残されていた。

『ここを去って生き延びるか。とどまって死を迎えるか。あなたのエリより』。

エリとの出会いを通じて、強くなりたいと願うようになったオスカーは苛めっ子に逆襲、大怪我を負わせる。
興奮したオスカーはそれをエリに伝え、“血の契りを結ぼう”と親指をナイフで切る。床に滴り落ちる真っ赤な血。
それを目にしたエリは、獣のように四つん這いになって床に落ちた血を啜る……。そして部屋を飛び出す。

エリは200年もの間、各地を転々として生き血を啜ってきたヴァンパイアだったのだ。
茫然と立ち尽くすオスカー。

「君はヴァンパイアなの?」
初めてエリの家の玄関をノックしたオスカーは、意を決してそう尋ねた。エリは否定しなかった。

「本当は幾つなの?」

「12歳。もう、ずっと昔から」

正体を知られ、町にいられなくなるエリ。別れの言葉もなく彼女が去ったことで、
オスカーは再び以前のような孤独な日々を送ることになる。このまま町にとどまって死んだような日々を過ごすか、
生きるためにエリを受け入れるのか……。やがて、失意のオスカーを人生最大の危機が襲う……。

------------------------------------------------------------------
映画『ぼくのエリ 200歳の少女』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=iifcR6wf0Z4



北欧の凍てつくような寒さ、そして静かで美しい情景の中、この物語は展開していきます。
吸血鬼のエリには実は世話をしてくれていた人間のおじさんがいて、エリのために人を殺し、血を採取していたのですが、ヘマをやって捕まってしまいます。捕まる前、面が割れないように彼は顔に塩酸を降りかけ顔をわからないようにしてしまいます。
最後には彼はエリに自分の血を飲ませて病院の窓から下へダイブし命を絶つのです。
エリに対する無償の愛。この物語の裏のテーマでもあります。

オスカーは、僅か12歳の若さでそのおじさんと同じ運命をこの時自分で選択したことになるのかもしれません。
それを象徴するシーンがありました。

bokunoeri-2.gif

エリがオスカーの家を訪ねるとオスカーが扉を開けてやりますが、入れとはいいません。
エリは「入っていいよ」というオスカーの意思を待っていたのです。
オスカーは、壁も何もないから君の自由にしたらどう?と少し意地悪くエリに言います。
するとエリはブルブルと体を震えだし、血を全身から噴出しはじめ、自分を壊そうとするのです。
急いで「入っていいよ」と言いエリを抱きしめるオスカー。

その後、シャワーから戻ってきたエリにオスカーは質問します。



オスカー:「君は何者なの?」

エリ:「オスカーと同じ」

オスカー:「でも僕は人を殺さない」

エリ:「だけど(3人組を)殺したいと思っているでしょ」

   「相手を殺してでも生き残りたい。。」

オスカー:「。。。うん」

エリ:「それが生きるってこと」

エリ:「私を受け入れて。。。」

オスカー:目を閉じる。

エリ:オスカーの頭を抱き「少しでいい。。。私を理解して。。。」

私達人間の生きることの残酷さをある意味暗示しているかのようなセリフです。



エリを受け入れることは、オスカーが選択した意思。
しかし、この選択はあまりに過酷で破滅を伴う選択。
オスカーは死んでいったあのおじさんと同じ未来を選んでしまったことになるのかもしれない。

しかしこれが200歳の吸血鬼エリが企む巧妙な計算であったとしたら、それこそ恐ろしいことになりますが、彼女の言葉「相手を殺してでも生き残りたい。。。それが生きるってこと。」は彼女の生きる本能が言わせた正直な言葉なのでしょう。
ですが、それもまた、オスカーにはよく分っていてそれでもなおエリを愛したいという思いが最後の列車のシーンへと続くことになります。

歳をとらないエリは、そうやって200年という年月を男達に愛されて生きてきたのでしょう。
映画の最初に登場したエリの目は、とても悲しい目をしておりました。
この自分の運命にそしてそれでも生きたいと思う生への願望にとてつもない悲しさを覚えていたのかもしれません。

『ここを去って生き延びるか。とどまって死を迎えるか。あなたのエリより』

このセリフを死んでいったあのおじさんにも以前に言ったのかもしれません。
あのおじさんも昔、エリを生かす選択してしまったのでしょう。


最後のシーン、
列車の中でオスカーと旅行バックに入ったエリのモールス信号のやり取りがハッピイエンドのようでしかし二人の未来を思うと悲劇を思わせるラストにとても切なく胸が痛くなりました。(>_<)


切ないのはこの映画を観たから?。。。いや、もうすぐ春だから。。。


ご精読ありがとうございます。
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 コメント

Re: 十字架 from マティックス

ふぅさん、ありがとうございます。

さすがふぅさん感受性がお強い。
"今、ここ、わたし"これが創造のLuminus Point。

ワタスも十字架には切ないというイメージが常にあって何かの陰の部分ではないだろうかと思っています。
では陽は何?というと鍵十字ではないだろうかと。
右回り、左回りありますが、なんか鍵十字ってイケイケ!ドンドン!みたいなおバカなイメージがワタスの頭の中をくるくるするのですが。。
あ~目が回ってきますた。(@_@)/

十字架 from ふぅ

縦の線:次元の階層分け
横の線:感性の協調性
それぞれの役割があって
今ここ 十字の中心 ハートに
自分の軸があって
お互い 網の目のように世界を共同創造している
そんな切なさが胸に込み上げてきますた。

Re: タイトルなし from マティックス

うららさん、こんばんは。

>>君は何ものなの?
>...現実にしなくても思っているだけで同じ事ですか。

なかなか考えさせられますよね。
吸血鬼エリはオスカーの心を読み取った上で、
人間へ「生きる根源」に対する問いをしたのではないかと思います。
生きるためには犠牲も止む無しかどうか。自分が生き残るためには攻撃してくる敵に牙を向けるべきなのかどうかと。

誰もがオスカーの立場に一度は遭ったことがありましょう。
誰だって苛めてくる相手を殺してやりたいと思うことだってあると思います。

吸血鬼エリは「目には目を」という前にオスカー自身の弱点を見抜いていたつまりオスカーはその時点では
自分自身に負けていたんだと思います。エリは、困難に対して逃げるなと言いたかったのでしょう。
勇気を持って立ち向かえと。


「殺したい」と誰だって一時は思ったことがあると思います。
しかし人間はいろんな方向から物事を考えることができるのです。
相手を自分の心の中で殺す前にもっと建設的で良い方向へ持っていくにはどうしたらいいかを
考えてみることもできるのですから。

といはいうワタスもそんなにできた人間ではありませんから怒り心頭になる時だって当然のことあります。
しかし、ちょっと前にあることに気がつきますた。
自分をサポートしてくれる見えない存在(意識)、まあこれは守護霊とか指導霊とか天使とか神様とか仏様とかなんでもいい、そいうサポート隊に全てお任せする。(問題を自分で背負わない。いい加減だけどこれが結構いいのです。あっ、はっぱ隊じゃないですよ)

するとどうでしょう。気が軽くなって非常に良いインスピレーションが沸いてくるのです。
嫌いな相手だったのが何かのきっかけで仲良くなったり、問題であった解決策が偶然見つかったりする。
あるいはどうしてもダメな相手なら相互が会わないような状態に自然になっていく。
そんな不思議な効果が現れると思います。

サポート隊はサポートしたくてうずうずしてしょうがないのです。
「サポート頼むぜ!」この一言で彼らはうららさんのためにサポートしてくれますよ。(マジに)
それとその問題に対してどっぷりと浸かりすぎないように。
意識を第三者側からみているような意識でみているといいかもしれませんね。

人間にはサポート隊がいるけど吸血鬼にはサポート隊がいませんからね。(笑)

from うらら

こんばんは♪

>君は何ものなの?
...現実にしなくても思っているだけで同じ事ですか。
そうかもしれません。 
楽しい事だけ考えようかな。^^

たまゆらさん、ようこそ。 from マティックス

たまゆらさん、はじめまして、当ブログの管理人をしておりますマティックスと申します。
過去記事を読んで頂いたのですね。ありがとうございます。

「エルテのQ」はとても人気が高い記事でして(なぜか女性には)、
美意識と不思議な出来事とは何か関係があるのかもと感じています。

あの記事を書いた時に「エルテのQ」を押入れから出してという要望がありまして、
出してみたのですが、別に何も変わることがなく。。。あっ、そういえば、出したからブロとものおちんさんが旅行に行ってしまったのかも。(笑)

高橋留美子さんの漫画、ワタスも大好きです。
「人魚の森」と「人魚の傷」は、ワタスはまだ読んでいないのですが、
機会があったら是非読んでみたいです。
ヒマラヤに住むという覚者と呼ばれる仙人のような人達は、平気で200歳を越えていたと、
「ヒマラヤ聖者の生活探求」というとんでも本に書かれてあるのですが昔の本なのでよくわかりません。
でも、そのような人達がいると思っていたほうがなんか楽しいですよね。(笑)

初めまして from たまゆら

最近、貴ブログを知り、楽しく拝見しています。(過去記事「エルテのQ」良かったです)
今回の記事を読んで、昔読んだ高橋留美子さんの人魚のマンガをふと思い出しました。
もしかして本当に世界のどこかに、年をとることなく、切なくもひっそりと生き続ける人がいるのかも?と想像してしまいます。

Re: ちびっこホイホイ・・・ from マティックス

レインボーマンさん、こんにちは。

た、たすけてあげたい~、ちびちゃんだけでも。。。

なりません。
ホイホイは強力なのです。ちゃんと足拭きマットで足拭いたからくっつきもさらに倍増。
う~ワタスも哀しい。(ホントかなあ)

レインボーマンさんも同じような感じですか。
これはなんなのでしょうかねえ。
季節の変わり目にはよく起こるといわれる自律神経が気温差についていけないということなのか、
はたまた何か別の意味のものなのか。う~む。

こんな時はのんびり温泉に入るのがいいのかも。(さっそく行く気になったら元気が出てきた)

Re: 哀しい~。 from マティックス

mistymidoさん、こんにちは。

このヴァンパイアは、ず~と12歳のままという設定らしく、
どことなく日本のアニメの「BLOOD THE LAST VAMPIRE」(2000年)か「BLOOD +」(2005年)を思わせます。

役者さんも当時12歳(現在16歳)のまったくの新人さんというのだから驚きですた。
ハリウッドのリメイク版よりも本家のこちらのほうが役にピッタリです。

「ヘイフラワーとキルトシュー」、ワタス知らなかったです。
予告編みていてキルトシューのませたセリフに吹きますた。(笑)
ほのぼのしていて楽しそうな映画、ビデオ屋にあったらみてみようかな。

ちびっこホイホイ・・・ from レインボーマン弐

あー、実に切ない。 こころが締めつけられるぅー。
たすけてあげたい。

私もなぜかしら切ない日々を送っています。
+ 周波数が上昇せず、疲労感いっぱいの毎日です。

哀しい~。 from mistymido

北欧にもこの手の映画があるんですね。
ヘイフラワーとキルトシュー とか、
ロッタちゃんシリーズしか知らなかったから衝撃!
それにしても可愛いヴァンパイアですね。

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