Plate Ⅱ(地震メカニズム)

1962年3月米国コロラド州デンバー北東の軍需工場で放射性汚染水を含む廃液を3.8kmもの深い井戸を堀り高い圧力をかけて注入する実験が行なわれた。この土地は80年間全く地震がなかったのであったが、翌月の4月頃よりM4以下の地震が多く起こるようになり中にはM5を越えるものもあった。

そこで翌年(1963年)の9月に地下への水の注入を止めてみると地震は減少した。
約1年間水注入を止めてみると地震は全く起きなくなり、様子をみていた軍需工場は2年目(1964年)の9月に水注入を再開した。すると止まっていた地震がまた起こるようになった。

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水の注入量を増やすと地震は増え、減らすと地震は減るというような強い相関関係がみられたのであるが、軍需工場は水の注入を継続し、翌年(1965年)春4月から9月までは注入量を増やし、月に3万トンの水を注入し続けた。
地震も月に約90回となり、この時点で地元住民は騒ぎ出し、この計画はその年(1965年)の9月で中止となった。注入を中止してから2ケ月後の11月のはじめには既に地震はなくなっていた。

こうして総量約60万トンもの水を地下へ注入した4年間にわたる実験は終了したのである。



皆様こんにちは。
春の陽気を通り越していきなり夏になりそうな今日この頃です。
GWはもうすぐですね。ワタスは近場の温泉地に日帰りで行く予定なのですが、
何があるかわからないので、念のため緊急避難用の荷物を整理しておこうと思っております。
"備えあれば憂いなし"皆様もどうぞお気をつけて。

さて、本日は、前回からの続きを書いてみようと思います。
前回、最近の地震は物理的なメカニズムよりも化学的なメカニズムで起こっているのではないだろうかと書きますた。
銀河の中心部から発せられるもの凄い宇宙線が地球に当たることで地球内部の温度上昇を引き起こし、それがプレート境界線にも化学的な作用をもたらして地震が起きるのではないかという東京工業大学・大学院の丸山茂徳教授の仮説を紹介しました。
この丸山教授の理論ですが、(ワタスごときの素人で申し訳ないのですが)考えるに方向性はいいのだけどあまりに大雑把(笑)すぎて現象と現象とを埋めるメカニズムを説明できていないのではないかと思われます。

最近の地震の状況を考える時に、従来の理論、すなわちプレートとプレートが重なり合う部分がひずみを起こし地震が発生するという有名な「プレートテクニクス理論」ではどうも説明がつかなくなるそうです。

それを解説している方が何人かいらっしゃいます。

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埼玉大学の角田史雄名誉教授は著書「地震の癖──いつ、どこで起こって、どこを通るのか? 」(講談社+α新書) の中で「熱移送説」という説を唱えています。
2011年3月22日日経ビジネスオンラインの記事より抜粋してみます。

日経ビジネスオンライン 2011年3月22日記事
「プレート説は地震の原因を十分には説明できない M6~7の余震に注意せよ!」より転載
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110321/219067/?ST=print
--- 転載はじめ -----------------------------------------------------

熱移送説は、「熱で膨れた岩盤が割れる」という松澤武雄氏が説く「熱機関説」を理論的な根拠にして、深尾良夫氏らが作成した地球内の温度分布画像を基にして考えた仮説である。地核で発生した高温の熱が、その外側にあるマントル、さらに外側にある地殻などを貫いて、地球表層部に伝わる。

この熱が、環太平洋沿いに伝わって、噴火や地震のエネルギーになる。このエネルギーによって、環太平洋ゾーンの地殻の最も外側にある「花崗岩質岩層」と呼ばれる固くもろい層が膨らみ、曲がり、そして割れる。
この時に生じる揺れが地震となる。これが、「熱移送説」の概要である。

 熱移送説は、この地殻から伝わる熱が火山の噴火の原因でもあると考える。地核からの熱が摂氏400度くらいになると岩石は溶け始める。
1000度になると、岩石は完全に溶けてマグマができる。この過程で、大量の火山ガスが生まれる。ガス圧が高まると、
マグマなどが地表へ噴出して、噴火が起きる。

 熱が伝わる経路に沿って、熱によって起きる地震と噴火も移動する。これらを、縦に発生場所の緯度、横に発生した日時を示す表に書き入れると、地震と噴火とは、1日に5kmずつ移動していることが突きとめられた。
そうした移動が、1~1.5年ごとに繰り返し発生することも分かった。

 つまり「熱移送説」は、地核からの熱が、地球表層部を伝わることで、次々に火山の噴火と地震とをペアで発生させていく、と見る。さらに、この熱エネルギーが引き起こす地震や噴火には、以下の関係があると考える。1)噴火の規模が大きければ、地下にたまったエネルギーが大量に使われるので、地震の規模は相対的に小さくなる。つまり、火山が噴火すれば、それが熱エネルギーの“ガス抜き”となり、巨大地震を発生させるエネルギーが減るのである。一方、2)熱移送量が多いのに、噴火がない、もしくは噴火の規模が小さければ、地震の規模は相対的に大きくなる。

---転載おわり ------------------------------------------------------

興味深いのは、火山があるところは熱エネルギーが火山に向かっているので大きな地震は起き難く、逆に熱移送量が多いのに火山噴火がないかまたは噴火規模が小さければ潜在的な地震エネルギーは大きくなるという部分。今回の311の震源地付近はまさにその通りだったのかもしれません。

銀河中心部からのもの凄い宇宙線が地球に降り注いだ結果、地球内部の温度が上昇し、高温の熱がマントルから地殻を通り表層部へと伝わり火山や地震のエネルギーとなっているという一連の流れはとても自然のように感じます。
世界各地で起っている巨大地震頻発の原因もこの熱エネルギーの移送によるものではないかと推論します。

さらに細かくみていきますと、伝わった熱エネルギーは火山噴火しない地帯ではどのようにして地震となるのか。
これを説明しているのが、石田地震科学研究所の石田昭博士です。


サイト「ANS観測網」
http://www.ailab7.com/index.htm

この方のサイトには、沢山の事象についてわかりやすく地震メカニズムを説明しております。
しかも実際の現象証拠やデータを必ず用いて科学的に論じる本当の意味での科学者だと思います。

石田博士によると地震の原因は以下のようなメカニズムであると仮説をたてております。

ANS観測所サイト「ライブラリ 10.水の三態と熱解離による爆発現象(地震現象)」より転載
http://www.ailab7.com/lib_010.html
-- 転載はじめ -----------------------------------------------

地下深部にある温水・熱水は超臨界水となり、さらに高温になって、酸素と水素に熱解離する。
解離度は温度と圧力によって変化するが、等解離度面が急激に上昇してくると、解離度の上昇により、原子状態の酸素と水素の混合ガスの発生を見る。この圧力増加によってマグマ溜りの壁にひび割れが発生すると、ボイラー爆発のような平衡破綻型の爆発(Explosion)がおこり、押し領域を作る原因となる(地震の第一段階)。
さらのこのとき圧力が減ずるのが引き金になって解離ガスの爆発条件が満たされ、爆鳴気爆発が起こる(地震の第二段階)。
これは爆縮Implosionであり、地震時に引き領域を形成させる原因である。

---転載おわり ------------------------------------------------

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簡単にいうと地下深部の水が熱エネルギーを受けて高温高圧の状態の中で解離しそれによって発生する水素ガスが爆発することが地震の原因であるということらしい。
これは、プレートとプレートの境界線であろうが、平坦な地形のところだろうが関係なくこのメカニズムによって地震が起こると説明できるそうです。

地球内部の温度上昇にある今、地表と地中のマグマとの間が狭い場所、つまり日本のような火山地帯の多い場所では、地下からのもの凄い熱エネルギーによってこのメカニズムが各所で働き、近年になく巨大地震が頻発していると考えられるのかもしれません。



さて、冒頭のエピソードですが、ここまでの部分ととても関わりがあるのです。
もし、地震のメカニズムが以上のことであるとすれば、"地球に穴なんてあけてはいけません"ということになります。
それが熱エネルギーが高い地域の海でならなおさらのこと、深海であるなら止め度なく高い水圧のかかった水が地下へ入り、熱エネルギーの高い高温高圧状態の中で解離し水素ガスを発生させ。。そして爆発、地震となる可能性がありましょう。

地球に穴?

誰が?
こ、こやつです。

地球深部探査船「ちきゅう」公開.wmv
http://youtu.be/4Dg0doLiK0I


地球深部掘削船「ちきゅう」とは、日本・米国が主導する統合国際深海掘削計画(IODP)において中心的な活躍をしている科学掘削船(深海掘削船)である。
巨大地震・津波の発生メカニズムの解明、地下に広がる生命圏の解明、地球環境変動の解明、そして、人類未踏のマントルへの到達という壮大な科学目標を掲げている。
とWikipedia先生は解説しております。

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地底層の調査のため、深海の地中深く穴を掘りコア抜きして、そのコアの中身を調べることによって様々なメカニズムを知ることができるようなのですが。。
これはどのくらい掘ることができるのかというと水深2,500mの深海域で、地底下7,500mまで掘削する能力を備えているそうですが、まあ10,000m(10km)ぐらいはいけるんじゃないかとみています。

地下10kmというとスマトラ沖地震の震源ぐらいでしょうか。

この地球深部掘削船「ちきゅう」については賛否両論。
今回の震災後にはいろいろな噂が駆け巡っております。

この掘削船で震源地近くの地下深い所に数個の原爆をセットしたのではないかという人工地震疑惑があります。
なぜならばこの掘削船所有団体の背景にはうんこ星人達の息のかかった方々がうじゃうじゃおられるからのようです。

しかし。。

できないことはないと思いますが。。でも原爆のセットは非常に難しいのではないかと思います。(軍関係ではないからもしそうなら情報はいずれ漏れると思います)

もし悪意のある者が考えるのであれば、それよりも単純に地球深く穴をあければ(上記のメカニズムに従うとするのなら)自然に水が入り待っていれば水素爆発するのではないかと考えます。
冒頭のコロラド州軍需工場のエピソードとの違いは、深海で一度穴をあければ、水注入を中止することができないという点です。

熱移送説でいう近くに火山噴火のない熱エネルギーの高い場所は地震エネルギーが高くなっているという点、それが今回の震源の周辺だとすれば、もし、そこで調査の為とはいえ、掘削作業を行なったとするなら紛れもなくこの地球深部掘削船「ちきゅう」がトリガーになった可能性は高いと思われるのです。

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では、この地球深部掘削船「ちきゅう」が震源地である三陸沖(牡鹿半島の東南東約130km付近)で本当に掘削作業をしていたのかというと証拠は全くありません。
震災のあった2011年3月11日、地球深部掘削船「ちきゅう」は八戸港で八戸市立中居林小学校の児童48人を乗船させ船内を見学させている時に震災に遭いました。
ということは震災時震源近くにはいなかったということになります。
さらに横浜港から八戸港についたのは予定をみますと3月3日~7日の間となっており、この通りならば、地中を掘削している時間はたぶんないのではないかと思われます。

ただ。。

予定表によると
「2011年2月5日~27日:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)受託業務」
とあります。

情報ソース
YOMIURI ONLINE 2011年1月29日記事より
(※注 YOIMURI ONLINE上、この記事は既に削除されております。)
-- 転載はじめ ------------------------------------------------------

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、次世代資源の切り札として期待される
日本近海のメタンハイドレート開発のため、海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」を使った
海底掘削調査を2月5日から実施する。

日本近海の海底はメタンハイドレートの宝庫で、埋蔵量は国内の天然ガス消費量の約90年分に上る
との試算もある。
ただ、海底下の厳しい低温高圧環境に封じ込められ、取り扱いが難しい。
採掘の際にメタンガスが異常噴出し、制御不能になるといった事故を防ぐには、事前に地質を
綿密に調べ、採掘の地点や方法を注意深く決める必要がある。

今回の調査では、水深700~1000メートルの海底を100~400メートルくらいまで
掘り抜き、ハイドレートを取り巻く層の地質構造や、掘削穴とパイプの安定性などを調べる。
ちきゅうは、海底下7000メートルまで掘り進める、世界最高性能の掘削船。
学術探査を目的に建造されたため、コンピューター断層撮影法(CT)などの高度な分析装置まで
搭載し、海底地質の調査能力は飛び抜けている。

-- 転載おわり ------------------------------------------------------

この海底掘削調査がどの地域で行なわれたのか誰も知らない。。



ご精読ありがとうございます。
次回はもう一度このプレートの話をさせてくださいまし。
「プレート」の最終回、次回にて。

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 コメント

Re: 妄想 from マティックス

まなさん、どうもです~。

掘削作業自体があの世とこの世の間を繋ぐものを壊しているようにワタスも思っておりました。
メタンハイドレートが埋蔵されていると想定される南海トラフ地震発生帯を昨年の12月から今年の
1月の上旬にかけて掘削していたようです。
やっぱ菊理姫神はお怒りになりますよね。

風水結界が破られて魔境のものが上がってこなければいいのですが。。

あっ、だから風呂のお釜からあちらの音が聞えるようになったのかぁ。
(ヤバイ富士山大丈夫かなあ。。)

妄想 from まな

メタンハイドレートの掘削は菊理姫さんの逆鱗に触れるでしょう。
これではお静まるわけがないです。
そしてメタンハイドレートと龍穴のラインは関連していませんか?

Re: ドギモ、抜かれますた from マティックス

おちんさん、ありがとうございます。

凄~い!山のオカマさん、地震のメカニズムをご存知だったのですね。
ということはこの後のことも知っているのかなあ。。ひぁ~(>_<)/

石田博士のことは以前より知っていたんですが、おちんさんから今回のテーマの要望を受けた時、
さっそく石田博士のサイトへ行き、載っていた動画をみてみたらピンポイントでデンバーの話をしているではありませんか。
で、そのメカニズムがよくわかり、ここで掘削船の話と繋がったわけです。

なんかワタスが記事を書こうとして資料を集めだすと"ねえ、こっち、こっちにいらっしゃい!"とメキシコビールのグラマーな姉ちゃんが手招きするように不思議な導きがあるようなのです。
で、"うほっ! ええおなごじゃ~"と鼻の下を伸ばしてよ~く顔を覗いてみると山のオカマさんだった。。
って、もぉ~おちんさん、脳内変換させないでくださいね(笑)。

ドギモ、抜かれますた from シドニーおちん

あのね、実は昨日、年寄りたちの暮らすマンションに、山のオカマが来たのです。
それで、いろーんな話をしたのです。

で、その中で、今、FUKUSIMAに起きてる地震が多い筈だから調べてみなさい、と言われたのでじぃさんのPCで調べたら、ものっすごい数の福島震源の地震が起きてるんだね。

そしたら、オカマが、メルトダウンを起こすってコトは、燃料棒も放射能まみれの水も、なんもかもいっしょに地下に沈み込むってことで、それが地下水を加熱することで地下で爆発が起きるってことだと言ってた。

だから日本の地震はおさまらないって。

いやぁ、こんなデンバーの実験があったなんて知らなかった。
でも、オカマの話と今の福島震源の地震の多さと、銀河スーパーウェーブと、掘削船ちきゅうの話が、みんなつながって行くよ。
ドレス着たオカマが、ちきゅうに乗船して、スーパーウェーブを浴びながら福島に向う、という繋ぎ方で、ワタスはイメージ記憶した。これは怖い。早くやめさせないといかん。

えっつもえつも、すんごい情報掴むなぁ。
いったい、どこで?ネットでいきなりこんな情報でてこないよね。

このコメントの返信で、そこんとこおせーておくんなさい。  では、また、おちん

Re: はじめまして from マティックス

おお!はなさかすーさんではありませんか。
いや~来ていただき大変光栄です。
すーさんのブログいつも楽しませて頂いておりました。
写真がとても綺麗なのでワタスもいつか良いカメラを
買ったらすーさんのように撮りたいななどと勝手に思っております(笑)。

いよいよ古民家での生活がはじまるのですね。
といってもたまには里に下りてきてくださいまし(笑)。

すーさんとすーさんのご家族に幸多き事を祈っております。
いつかブログを再開されたなら是非またブログでお会いしたく存じます。
ありがとうございます。お元気で。

はじめまして from はなさかすーさん

こんばんは^^

いつも理知的な内容に驚かされます。
今回もとても勉強になりました。いつか
ブログを再開しましたら、どうぞ宜しく
お願い申し上げます。好きな記事です^^

感謝。

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