With A Spirit

私、会社を辞めてカナダへワーキングホリデーに行こうかと思っているんですけど、どう思います?

数年前、ワタスにこう相談を持ちかけてきたC子さん(もちろん仮称)は29歳の乙女であった。
彼女は会社の同僚であったが、社歴はワタスよりもずっと古い。
頭脳明晰、行動力抜群、皆からお母さんのように慕われていた。
そんな彼女であったが、少し前からここ日本にいることに少し窮屈さを感じていたようだ。

どれだけ本気なのだろう。。
ワタスに行くなと言って欲しいのか。
いや、そんなことはあるはずがない。

彼女には一緒に住んでいる彼氏がいた。
ラブラブだったあの頃から一変ここ1~2年関係が冷めてしまったようだった。
海外へ行きたかったのもそんな背景があったのかもしれない。

「どうしてそんなにワーホリへ行きたいんだい。」

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彼女は、数年前から写真家故星野道夫の世界に憧れて、ネイチャー志向にはまるようになった。
アラスカ・フェアバンクスへ行き、マイナス40度の中オーロラを見たり、カリブーの肉料理に満悦したり、
珍しい現地のお祭りに参加したりと旅行を楽しんでいたりした。(ねいちゃんがネイチャーしていたわけだ。あっすんません)
しかし、何かが足りないと感じたらしい。

「私達が映画の中で見ているもの、たとえそれがドキュメンタリーだったとしても実際のものとは違っているんだと思う。だから私はもっと本物が見たいんです。」

人の魂の動きというものをこの時久しぶりに感じた。この人の魂がワタスに訴えてかけている。
ワタスにはそれを止める権利などあるわけがない。
たぶん、幾人かの友人達に同じ質問をして世間的なご意見を飽き飽きするほど聞いてきたのだろう。。

「そりは絶対に行くべきだと思いますよ。だたし、行ったことに関して起きるすべてのことをあなたが引き受ける覚悟があるならば。
一瞬怯んだように見えたが、何かを自分に言い聞かせてきっぱりとこう言った。

「大丈夫です。覚悟はできています。反対する人が殆どでこんなこと言ってくれる人は誰もいなかった。」

彼女は背中を押してくれる人を探していたのだ。迷っている自分に喝を入れて送り出してくれる人を。

彼女は帰り際に丁寧にお礼を言うと腹を括ったような清清しい笑顔で帰って行った。

彼女はその後カナダへ向けて旅立った。




私、現地のネイティブ・インディアンの方から求婚されてしまいました。どう思います?

C子さんがカナダへ行ってから3ケ月後、突然ネット越しに相談が来た。
彼女には日本に彼氏がいる。しかし、ここ数年、関係は冷めていた。
関係が冷めだした時期とC子さんがネイチャー志向に走り出した時期は一致している。この時期二人の関係に何かがあったのかもしれない。
たぶん、彼氏には別の彼女がいるのではないだろうか。ある予感が閃いてC子さんにアドバイスした。

「ちょっと強引かもしれないけど、求婚されたことを日本にいる彼氏に言ってみたらどう?
C子さんを取られたくないなら何かしらのアクションがあると思うし、別れたいならたぶん言うと思う。きっぱりする勇気があるなら聞いてごらん。」

C子さんは正直に彼氏に話すと、彼氏の方も1~2年くらい前から付き合っている彼女が香港にいることを告白した。

心構えはしていたのであるが実際言われてみると相当ショックで数日間食事も喉を通らなかったようであったが次第に踏ん切りがついてきた。

「私、ネイティブの彼と付き合うことにしました。」

彼女はネイティブ・インディアンの青年と付き合うことになった。




彼の乗った飛行機が突然の事故で墜落してしまいました。彼は亡くなりました。

年が明けた正月早々、C子さんは親しい友人にだけ公開しているブログにこう記した。
数ケ月という短い期間彼女は真剣に彼を愛した。来年になったら彼を日本に連れていくつもりでいた。彼とそのことで話合っていた矢先の出来事。
終りは突然やってきた。予告もなしに。

彼女は彼の母親の手を引いて一緒にネイティブの彼の墓標に立ち、来年もそのまた次の年も毎年ここに来るからねと話した。
そして、将来必ずここに戻ってきてここで生活すると心に決めたのであった。




そんなC子さんは、その後不思議な体験をします。

C子さんはある日、気がつくと肉体から抜け出し、空中にフワフワ浮いておったそうな。
下に抜け殻の自分が見える。なんとちっちゃいことか。。

そう言いながらそのままフワフワ浮かんでいると突然頭上に巨大な渦巻きが出来て自分がその渦の中へ吸い寄せられて行ったそうな。
うわぁ~吸い寄せられるぅ~。
渦の中に吸い寄せられるといきなり水の中に。
必死にもがきながらバタバタさせていると釣り糸にひょいと引っ掛けられ小船に引き上げられた。
乗っていたその人は、なんとネイティブインディアンの彼だったのです。

彼は大笑いしながらもとても優しく彼女を介抱してくれたそうです。その後いろいろと将来の事について話合い、気がつくと抜け殻だった自分の中に意識が戻っていたそうです。

魂って本当にあるんですね。彼の魂暖かいんですよ。とっても。いつもここにいるから寂しくない。

その体験のおかげで立ち直ることができたとワタスに教えてくれました。



さて、C子さんは現在どうしているかというと、カナダの看護師養成学校におります。
ここを卒業して看護師の資格を取り、ネイティブの彼が住んでいた町で生活するために一歩一歩頑張っております。日本人が誰もいないこの地で孤軍奮闘しているらしい。

ワタスはC子さんの話を思い出すだびにスカイダイビングを思い浮かべるのです。

落ちて死んでも自己責任。
"行ったことに関して起きるすべてのことをあなたが引き受ける覚悟があるならば"どうぞやっておくんなさい。

でもそれってこの世に転生してきたワタス達一人一人に言えることなのでないかなあと思います。

魂の感じるままに生きているC子さんはなんとも素晴らしい生き方をしていると思いますが、
でもC子さんと自分とを比較してもいけないと思うのです。

C子さんはC子さんの人生があり役割がある。

ワタス達にはワタス達の人生があり役割がある。誰の人生も尊く優劣はありません。

ただ普段魂の声を聞いてこなかった人にはそろそろ自分の魂の声に耳を傾ける時がきているのかもしれません。


C子さんの夢が叶ったとき、どんな景色をみるでしょうか。
きっとスカイダイビングをしたときのあの水平線の青さのような清清しい景色が広がっているそんな気がしているのです。


Sun's Tandem Skydive
http://www.youtube.com/watch?v=jT8TUAtdW9A




GoPro HD Skydiving
http://www.youtube.com/watch?v=l5UuWp-lASI&feature=fvwrel



地球は青くて丸いなあ、おっきいなあ。



ご精読ありがとうございます。
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 コメント

Re: C子さん、かっけーっすぁ! from マティックス

おちんさん、いつもありがとうございます。

体脱した時、自分の小ささに驚くのって、スカイダイビングの時、下を見たときの感覚に似ているのかな。
ワタスは、まだまだ体脱できそーでできないのです。(くやし~っす、C子め、先越しおって。。)
ブーンという音が聞えるところまで行ったんですが、はいっ!それま~で~よぉ~だったです。
せっかくシドニーまでタダで行こう思ってたのにぃ。
って体脱して行かれるんすかね、いやですよ、新宿二丁目のオカマバーだったりしたら(笑)。
(どうせいくならキャバクラのほうが。。いやいや、アキバのメイド。。いやいや、ブラジルビアーガール、ならいいかも)

さて、話は変わりまして、ウチの風呂のオカマじゃなくてお釜から聞える音の中の音の話ですが。。
どうも、丑三つ時(午前1時~3時)になると聞えてくるみたいです。
試しに昼間お風呂を沸かして耳を澄まして聞いてみますたが、全然聞えませんですた。
で、午前2時頃に風呂を沸かすとやはり聞えてきますた。

こないだは昔の音楽のような懐メロ風の音が聞えますた。
どうも音の向こう側は戦後当初の世界のような気がしてきますた。
なんか懐かしい音楽なんだけど何の音楽かよくわかりません。
まあまた何かわかったら報告いたしますね。

>ところで、最初、マティックスさんの恋のお話かと思って、わくわくしたざます。
>今度は是非、そういう話たのんます。
>ワタスの大好物は人様の恋のお話。
>なんかね、そういうの聴いてると胸んとこがふわぁ~んってなるので、書いてね。

ワタスの恋はいつもめぐりめぐってフリカケよぉ~♪(古っ、やっぱ歳バレる)

ラブパウダーでもフリカケてぇ~っていうそんな方募集してます(笑)。
あっ、くだらんギャグに耐えられる変な人なら大歓迎どす。(って来るかぁそんな人)

あ~おちんさんが変なこというからワタスの回路が壊れたじゃないですかぁ~、しらないもん。

Re: 必要 from マティックス

ぜんさん、ようこそ、こんにちは。

>必要な人やことに必要だから出会えるんですね。

そうなんですよね。ワタスの好きな哲学者の一人に森信三という人がおりまして、
その方の有名な名言がありましてね。

「人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず。内に求める心なくんば、ついにその縁は生じざるべし」

まさにこのC子さんの話の根本を表すような言葉かも。
今の彼女は、最初に会った時とは別人のようにでっかい人になりますた。
赤ちゃんを抱いたなら一瞬で眠りに落ちるくらい全てを預けられるような安心感を持っているんではないかな。
年下ですが、ワタスはとても尊敬しているのです。(ワタスも頑張らねば。。)

コンメント感謝です。こちらこそありがとうございます。

C子さん、かっけーっすぁ! from シドニーおちん

ほんとだね。全部自分の選択だね。
で、選択したからには、自分でちゃんと結果を引き受けなきゃいかんのだよね。

頭ではわかってても、いざ辛い果を得ると、その因を選択した自分を忘れてまって、うろたえるんだよね。
ワタスなんかその繰り返しでここまで来てまったよ。

でもね、この記事読んで思い出した。
ちっさいんだよね、自分の抜け殻って。

初めて意識的に体脱でけた時、自分を見下ろして、C子さんと同じこと思った。
だから、この肉体でちょこまか生きてることも、ものすごーく小さいことに思えた。
悩みも苦しみも、喜びさえもあまりにも小さくて、なぁんだ、人生もこの世も、こんなもんなんだ、大したことじゃぁないんだ、と思えた。

でも、忘れるねぇ。時々、こうしてハッとさせられないと、忘れたままになって、また小さいことでうろたえる。

ありがとうござんした。ハッとさせてくれて。

ところで、最初、マティックスさんの恋のお話かと思って、わくわくしたざます。
今度は是非、そういう話たのんます。
ワタスの大好物は人様の恋のお話。
なんかね、そういうの聴いてると胸んとこがふわぁ~んってなるので、書いてね。

では、本日は、非常にロマンティックなお話、ありがとう。 
        
釣り上げられる時ってどんな気分だろう味わってみたいぞおちん          

必要 from ぜん

マティックスさん、こんにちはです。

必要な人やことに必要だから出会えるんですね。

魂の声に耳を傾けながら生きているC子さんも素敵だし、それを受け入れるマティックスさんも素敵だなぁと思います。

気づきと励みをありがとうございます!!

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