おばあちゃんの味

皆様こんにちは。暑くなったり寒くなったりと毎日寒暖の差が激しく動きますね。
くれぐれも体調にはお気をつけくださいまし。

ここで少しお知らせがあります。
ブロとものくりこさんから情報がありましたので載せておきます。
フィジー政府が東日本大震災で被災した地域の学生を1年間奨学生として受け入れをしております。
申し込みは6月30日までです。対象のお子さんをお持ちの方々、または学生さんご本人さんは良い機会ですので考えてみるのもいいかもしれません。

フィジー大使館サイトより転載
http://www.fijiembassy.jp/jp/
-- 転載はじめ -----------------------------------------
フィジー政府による日本の東北地方における震災および津波の被災学生への支援

フィジー政府は2011年3月11日に福島県、岩手県、宮城県において震災および津波により
被害を受けた日本の方々への人道的支援として、直接的な被害を受けた学生20名を奨学生として
受け入れることとしました。奨学生は10名がフィジー国立大学(FNU)で学士課程を1年間、
10名が高等学校で1年間学ぶことになります。詳細につきましては下記メディア告知をご覧ください。

-- 転載おわり ------------------------------------------

申請用紙や説明書類は上記サイトにいくとPDFがダウンロードできますのでそれを参照してくださいまし。


それでは本日の記事へと参りましょう。
本日は"おばあちゃんの味"について書いてみようと思いまつ。

昔々ワタスにはお婆ちゃんと呼ぶべき人が2人おりました。
父母のそれぞれの母親というかもしれませんがちょっと違います。
父のお母さんは父親が小さい時に既に他界しておりました。
ですからワタスの小さい頃は母親側のお婆さんがワタスの唯一のお婆ちゃんということになります。

が、しかしワタスにはもう一人お婆ちゃんがおったのですた。
それは当時住んでいた借家の大家さん。
大家さんの家は、ワタス達が住んでいた直ぐ隣でほとんど裏からも表からも出入り自由のような感じであったので、当時のワタスは毎日やってくるそのお婆ちゃんが自分の本当のお婆ちゃんだと思い込んでいたのでした。

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その大家のお婆ちゃんは、大人受けは全く良くないのですが、なぜか子供には好かれる人でした。
そう近い人といえばドリフのいかりや長さんのような感じ(笑)で、一緒にいると妙に安心感があって何でも話せるのです。そのお婆ちゃんのことをワタスは親愛を込めて"ばあちゃん"(※注 あの発音を上げます)と呼んでいました。
母親に叱られると必ず隣に行って大家のばあちゃんに母親から叱られたことを泣きながら話すのです。
ばあちゃんは、ワタスの話を決して否定せず、何度もうなずきながら聞いてくれたのですた。
ワタスはとてもうれしかった。今思うと本当は迷惑だったのかもしれませんが、嫌な顔一つせず、ウンウンと頷いて最後まで聞いてくれたのですた。
話終えると涙も消え、スッキリして笑顔が戻ってくると「泣いたカラスがもう笑った。」と大笑いして、最後にカンロ飴をワタスの口に放り込んで「さあ、母ちゃんが呼んでるぞ。」と優しく帰してくれたのですた。

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さて、ワタスの本当のお婆ちゃんは、東北の山奥で田舎の大きな旧家を一人で切り盛りしていたすんごい人だったのですが、悲しいことにワタスにはそのお婆ちゃんの記憶が薄いのです。何度か田舎に行ってそのお婆ちゃんと一緒に過ごしたことはあるのですが、小さかった事もあってかあまり記憶がありません。ただ、唯一記憶に残っているのが"すいとん"の味でした。田舎ではすいとんのことを"ひっつみ"とか"はっと"とかで呼んでいます。お婆ちゃんの"すいとん"はたぶん誰も真似できない極上の味でした。"すいとん"の薄さはワタスの母親さえかなわない熟練の技。
ふわふわで美味しいその"すいとん"の事を姉は"ふーにゃんさん"と言って慕っておりますた。
田舎のお婆ちゃんは、料理の達人、畑の神様と呼ばれ何でも一人でこなすスーパーお婆ちゃんであったのです。

その田舎のお婆ちゃんが東京へ出てきた時があって、当時ワタスが住んでいたの狭いボロ家へやってきたのですが、その時、なんとワタスは田舎のお婆ちゃんに少し意地悪をしたのだそうです。(本人全く記憶にありません。ホント)
隣の大家のばあちゃんを自分のお婆ちゃんだと思っていたワタスは、いきなり現れた自分のお婆ちゃんと称するそのお婆さんを"偽者のばあちゃん現るっ!"と勘違いしたのかはたまた言われた現実に自分の中で整理が付かなくて大混乱していたのかよくわからんのですが、「ふん!」と田舎のお婆ちゃんのことを嫌うそぶりをしていたそうです。
今から思うとなんてことしたんだと、田舎のお婆ちゃんには本当にすまなかったなあと本人が目の前にいたら土下座して謝りたいほどなのですが、まあ小さい頃の話なのでお婆ちゃんの器量からしていえば、大したことない笑い話にしかならんようなことだと思っているのですが。。(あの世に行ったら謝ってこよ)

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映画「地球交響曲(ガイヤシンフォニー)第二番」に出てくる佐藤初女さんは、この2人のワタスのお婆ちゃんを足したようなお婆ちゃんです。

佐藤初女さん89歳。今なお活躍するスーパーお婆ちゃんです。
初女さんは、若い時に重い病気に罹り、長くは生きられないかもしれないとお医者さんから言われました。
絶望の淵に落とされましたがその時ある閃きがあって光を見出したそうです。
それは薬に頼らず、自然の食べものだけで病気は治るかもしれないということでした。
お医者さんの宣告を覆すようにみるみるうちに元気になっていった自分をみて、あの閃きは確信に変わり、それ以降、悩みや問題を抱え込んだ人たちに料理を作り食べさせてあげ、悩みを聞いてあげるようになったそうです。

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1992年より青森県岩木山の山麓に「森のイスキア」と呼ばれる癒しの場を作り、多くの人達の悩みを癒してきました。その活動は内外から多くの称賛を集め、現在もなお続いております。

初女さんの味というと有名になった"おにぎり"。
このおにぎりはただものではないくらい美味しいそうです。
中に入れている梅干も自家製でいい塩梅。
山から取ってきた山菜や自分の畑でとれた新鮮な野菜を料理してここを訪れた人々に食べさせてあげます。
そして、悩みを抱えた人が話す言葉に耳を傾け、頷きながら真剣に聞いてあげるのでした。

何もしないんです。その方のお話を伺うだけなんです。ただ一つ言えることは一緒に食べることね。
おいしいと言って食べた時に心の扉が徐々に開いて今まで胸の中に詰まっていたことがどんどん中から出てくるから、空っぽになった時に新しいものが入ってくるんですよ。その時に自分で自分の道を発見するんです。


佐藤初女
http://youtu.be/m68-sIwMAoQ



今、地球交響曲(ガイヤシンフォニー)第二番のDVDを観ながら、自分の二人のお婆ちゃんの事を思い出しておりますた。二人のお婆ちゃんの域まで達するには、自分はまだまだガキっちょなんだなあとあらためて思い知らされたのでした。
置いてあったカンロ飴を口の中に放り込んで、懐かしいおばあちゃんの味を思い出していたマティックスでした。


GAIA SYMPHONYNo.1-No.6ダイジェスト(リメイク版)
http://youtu.be/saKZMK784yA



ご精読ありがとうございました。
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 コメント

Re: ちゃんびーさん、ありがとうございます。 from マティックス

ちゃんびーさんどうもです。

ちゃんびーさんは塩昆布のお握りが好きなんですね。
いいですね。3つぐらい軽くいけそうだ。
ワタスは明太子が好きです。
脳内お昼ごはん、思わずヨダレが出てしまいます(笑)。

ちなみに初女おばあちゃんが映画の中で作っていた"菊とキノコ"の酢の物、すんごい美味しいらしい。
山菜の天麩羅の箸休めにこの一品もお勧めです。

おにぎり from ちゃんびー

お握り食べたいな。気の入ったお握りは美味いですよね。塩昆布のお握りが良いです。
油揚げと豆腐と若布の味噌汁添えて、山菜の天麩羅と卵焼き、ほうれん草の辛し和えも一緒に食べたい・・・。弁当食べたいってことか。

Re: おちんさん、良い旅を~。 from マティックス

じゅるじゅるっと黒目上げて上げて上げ切ったら、ぼーずはきっと"ひきつけ"起こしますがな(笑)。

「か、かあちゃ~ん!ば、ばあちゃんがぁ~!」

白目ひん剥いて倒れたのは実はばあちゃんのほうだったって落ちになりそうな展開だけど、
そこまでやって倒れるのなら望むところだ本望だと思っているでしょ。さすが伝説の白目使いおちんさん(笑)。
123歳まではまだまだ長い旅路ですぞ。どうぞ旅先で出会う子供らがしょもなーいおイタをしたときには、
その眼光の奥に潜んだ恐怖の白目を子供達に遠慮なく与えてやっておくんなさい。
伝説の白目はその子にとって一生の宝物になることでんしょう。
(あっ、きっと真似して白目伝染するんだなこれが(笑))

秋までどうぞお元気で。メール必ず待ってまする。
(最近、寅さんの妹、さくらの気持ちがちょっぴり解ってきたかも。。)

では、はりきっていってらっしゃい!

こんなばぁちゃんになりたい! from シドニーおちん

123歳まで生きて、そこらのぼーずのお口にカンロ飴ぽいって放り込んで、ほーら、かぁちゃんが待ってるじょー、と、ぼーずとめんたきりながら、じゅるじゅる黒目上げて上げて上げきる立派なばぁちゃんになりたいですっ。

では、これから山のオカマと年寄り軍団のとこさ大急ぎでいってまいります。
9月か遅くとも10月、かな?またシドニーに戻ってきたら、メール入れるね。
逃げんじゃないよ。
ほーら、ごらん、おちんさんのお顔を……じゅるっ、じゅるっ、じゅるぅ~っ。

すてきなお話ありがとね。

では、またね。ばいなら。おちん

Re: くりこさんありがと~う! from マティックス

くりこさん、こちらこそありがとうございます。

こういう時だからこそチャンスはあるものですね。
ワタスが対象者なら即効で手を上げたいですなあ(笑)。
広く世間を知る意味でも良い経験になるかと思います。がんばれ子供達!

初女おばあちゃんは凄い人です。
こんな風に歳をとれたら素敵ですよね。

>おちんさんも、ばあちゃんになったらきっとこんな風になるんではないかと思います。

初女おばあちゃんとおちんさんの共通点。
どちらもだんなさんが校長先生なのですた。(おちんさんのだんなさんは自称といっているが。。)

でもおちんさんが歳をとると今よりもっと凄くなりそ(うわ~ぶっ飛ばされるよ~ん(笑))。

拡散ありがとうございます。 from くりこ

マティックスさん、拡散ありがとうございます。一人でも多くの子供が放射能から少しでも遠くに離れるようにと祈っております。

初女おばあちゃん素敵ですね。
おちんさんも、ばあちゃんになったらきっとこんな風になるんではないかと思います。

こういう人を見ると、年取る事って素晴らしいことではないか!と寂しい老後は嫌だと思っていましたが、自分次第でいくらでも楽しい老後に変えることが出来るんですね。

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