にんじゃやしき

皆様、こんにちは。
最近、ワタスの家の近くでは、放射線の影響を恐れてか外で遊んでいる子供達の姿はほとんど見かけなくなりました。
今までも少なかったのにそれに輪をかけて少ない。。というか全くいない。
放射線が心配で子供を外で遊ばすこともできないこの現状、やむおえないといえばやむおえないのですが。。

子供のいなくなった公園はとても寂しい。
公園がひとりぼっちで泣いているようです。



さて本日は、ワタスの幼少の頃のある空き地での話をしてみたいと思いまつ。

ワタスの住んでいた下町には、所々に空き地がありまして、その地域の子供らがそこで遊んでいるのですが、有名な空き地には、たまに隣町の子供らも遠征に来るほどすんごい空き地が存在しておりました。

その有名な空き地の一つに通称"にんじゃやしき"と呼ばれる空き地がありました。そこは入口がとても狭くて高い塀をよじ登りもう一つの塀を渡り継いで中に入れる構造になっており、もちろん外から中は全く見えません。塀から降りるとすぐある森ゾーンそして向こうに見える廃墟ゾーンからなっていて昔の建物がある程度壊されて半分撤去されたような場所でした。

今の大人達なら絶対に立ち入り禁止にしてしまうような危険な場所であったのですが、そのような危険な場所にいつしか子供達が集まってきて絶好の遊び場=伝説の空き地として存在していたのです。

なぜ"にんじゃやしき"と呼ばれるようになったのかというと森ゾーンにある比較的大きな高い木にロープが結わい付けてぶら下がっており、それにしがみついてターザンごっこやニンジャごっこをやるので"にんじゃやしき"と呼ばれるようになったのだそうです。秘密の遊び場として、いつしか子供達の間だけで噂が噂を呼んでいたのですた。

「"にんじゃやしき"っていう空き地が駅の近くにあるんだよ。」

「すごく面白いんだ。」

「いく?」

「え~?お母さんに聞いてみないと。。」

「大丈夫。大人に内緒でみんなで行ってみようよ!」

その日は、ワタス達近所の子供らが集まってその"にんじゃやしき"へ遠征に行こうということになりました。

ワタス達は9名、5歳から9歳までの混成チームですた。
ケイちゃん(女9歳)
がっちゃん(男8歳)
ワタスの姉(女8歳)
タッくん(男7歳)
しょうこちゃん(女7歳)
ようこちゃん(女7歳)
ワタス(男6歳)
ごうちゃん(男5歳)
むーくん(男5歳)
(もちろんいづれも仮称デス。)

実はワタスとがっちゃんとタッくんは、以前に2回程行ったことがあり、ターザンロープのスリルにずっぽり嵌っていたのですた。近所ガキんちょ混成チームは、大人から絶対に行ってはいけないと言われた駅の向こう側へとたどり着いたのでした。

どうにかこうにか塀の難所を抜けて中に入ると、いるいるいる、どこから集まったのか悪ガキ達が今日も元気に饗宴状態。伝説の空き地"にんじゃやしき"は、この日も満員御礼ですた。

「ひゃっほ~」ワタス達も駆け回って弾けまくります。

しかし、どこからやってきたのかすんごい数の子供が遊んでいるのですが、不思議に思ったのは本当に子供だけしかいないのです。今のネズミーランドも真っ青な子供の楽園。


ninjya-2.gif
画像はイメージです。

ワタス達はしばらく廃墟ゾーンで遊んだ後、列に並んでいる子供が少なくなったのを見計らってターザンロープにやってきました。
ひとりづつターザンロープにしがみつみます。結構高いところにあって怖いのです。
もし落っこたら。。など怖いもの知らずのガキんちょ達にはそんな言葉などくそ食らえってなもんでしょう。

さて、タッくんの弟のごうちゃんの番が回ってきました。
ごうちゃんはロープにしがみつき揺れるロープの勢いに耐えますが、スルっと滑ってロープから手を離してしまいました。

「あっ!」みんなの口が開いたその瞬間。
ごうちゃんはそのまま背中からスローモーションのように地面へ落ちて頭を下の土(結構やわらかい)に打ってしまいました。

落っこちたごうちゃんは何が起こったのかわからず目をパチパチさせてキョトンとしていたのですが、あたまを抑えていた手が真っ赤に染まっているのをみるとびっくりして大声を上げました。

「うわぁー!」

打ち付けた頭の表面が切れて出血していたのです。
ごうちゃんはわんわん泣き始めました。

急いで年長のケイちゃんとがっちゃんが駆け寄り、先にごうちゃんを連れてそこを出て、ごうちゃんの家へと走りますた。ワタス達も必死になってその後を追いかけます。

「わ~ん、わ~ん、おかあさ~ん!」

9人の子供達は、通りを一斉に駆け出しました。

頭から血を流し泣きながら走っていく子供達に通りの商店街の人達は一体何が起こったのかとびっくり仰天したのです。まして頭から血を流しているその姿にそこにいた人達が唖然としたのは言うまでもありません。

後ろから慌てて大人達が追いかけてきましたが、ワタス達の足が思いのほか速かったのでなんなく振り切り、あっと言う間に駆け抜けてごうちゃんの家に着きました。(救急車を呼ぶという考え方はあまりに子供だったのでありませんでした)

幸いごうちゃんの怪我はたいしたことなく頭を数針縫っただけで済んだようです。
ワタス達はみんなでお金を出し合い、お見舞いのケーキを買って持っていきました。
そこまではいいのですが、その夜は各自親にこっぴどく叱られてしまいました(笑)。

ワタス達の事件があってあの空き地はその後閉鎖になってしまいました。
そういう意味では他の子供達には悪いことをしたと責任を感じているのですが、まあいずれ起こる事故だったのかもしれません。



今年のお正月に久しぶりにその空き地のあった場所を訪れてみたのですが、小さい頃に遊んだあの空き地のような広いスペースはない場所であるということがわかりました。
表通りから入るとすぐ狭い路地になるので広いスペースなどあるはずないのです。

ええ?!、そ、そんなばかな。。

では、ワタス達が遊んでいたあの伝説の空き地"にんじゃやしき"は一体どこにあったのか。。謎です。


空き地がなくなっちゃった/Rio@代官山LOOP
http://youtu.be/Ydr_TP13F-Q



ご精読ありがとうございました。
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 コメント

Re: ギャラリーオーナーさん、リンクありがとうございます。 from マティックス

こんにちは。ギャラリーオーナーさんのブログ「海凛房 ギャラリー情報局」にもちょくちょく寄らせてもらっております。

いや~怖いっすか。脅かすつもりは十分ありました。なんちゃって~(笑)。いやいやすんません。

子供の頃って結構不思議なものを見たり体験したりしやすいらしいのです。
それは子供の脳の状態に秘密があって大人では感知できない空間や物質をまれに感知することができるのだそうです。
モスクワにあるロシア科学アカデミーのあるセクションでは昔から超能力をマジに研究しており、
超能力で異空間のゲートをこじ開ける達人も実際に存在しているそうです。(そのスジの情報源によると)

子供の頃に見ませんでしたか?ジブリのアニメに出てくる"まっくろくろすけ"。
ワタスは幼少の頃田舎のおばあちゃんの家で沢山見ました。
妖精や小人さんは残念ながら見れませんでしたが、"にんじゃやしき"もその延長線上にあるのかもしれないと考えています。
そしてさらに向こうには"シャンバラ"や空に浮く島ラピュタのような異次元世界が実際に存在していると思うのです。

ワタスのブログにたびたび登場するkoro先生は、生前信じられないような体験を数多くしたそうです。
その話は今ではもう販売されていないDVDに収められておりますが、子供のような純真な心を持つkoro先生だからではなく、
誰でもその気になって準備ができさえすれば同じような体験ができるものとワタスは思います。

その正体が明かされるのが2011年9月~2012年12月の出来事ではないかとワタスは考えているのですが、
あっ!やっぱワタスはキチガイ?ですって。。
あはは、そんな褒めてもらっても。。ってやっぱり玉蔵軍団の一員ですからね。今後とも張り切って驚かせますよ(笑)。

では、今後ともよろしくお願いします。

マティックス

リンクさせていただきました。 from ギャラリーオーナー

こんにちは。
いつも楽しく拝見いたしております。
リンクさせていただきました。
本当に子供たちが遊んでいた場所が、実は存在しない場所だったりゲートが移動式だったとしたら・・。そんな妄想は恐過ぎます。子供の頃見上げるほどの大きな茶棚だったのに、今見てみると、あまりにちっちゃくてびっくりしたことがあります。どうぞそんな、現実にあったけれど見つけにくい空き地でありますように。

Re: チョブリさん、ありがとうございます。 from マティックス

チョブリさん、どうもです。

チョブリさんの地元にも林ゾーンの空き地があったのですね。
空き地ってちょっと秘密的で怪しい雰囲気がありますよね。
そういうところがまたノスタルジックな感じがしていいのかもしれません。

にんじゃやしきは、今から考えるとますます不思議な場所でした。
そもそもあんな広さの空き地なんて狭い下町ではあるはずがないのに
当時は誰も不思議がらずに当たり前のように遊んでいたのですから。

にんじゃやしきの廃墟ゾーンには小さな塔の跡があって、そこに登ると全体が見渡せるようになっておりました。
かなり昔に建てられた異国風の建築物だったような記憶があります。
今から思うとあそこは子供達だけにしか見えなくて入れない場所だったのかもしれません。
そういう意味では空き地にご招待されたのかなあ(笑)。

チョブリさんの言うとおり別のルートのゲートが開かれたので、ワタス達はこちらのゲートを閉める運命にあったのかもしれませんね。
ということはあの事故は"にんじゃやしき"の意思によるものだったのかも。。(ひゃ~)
ワタスらはまんまとにんじゃやしきの操り人形のようにゲートを閉める事故を起こしたのでしょうね。

どこかで開いているとしたらちょっくら見学に行ってみたいです(笑)。

チョプリさんのブログ「チョプリズム」ちょくちょく寄らせてもらっております。
今後ともひとつよろしくお願い致します。

マティックス

こんばんは from チョプリ

いつもご訪問ありがとうございます(^^)

森ゾーン・廃墟ゾーンと聞くとなんだかワクワクしてきますね~

地元付近には林ゾーンばかりでしたがそれなりに遊べましたので楽しかったです。

今は誰でも入れるほどさっぱり伐採されてしまってちょこっと残念。

でも「にんじゃやしき」どこに行ったのでしょうね??すっごく気になります。
もしかしたらまた別のルートが存在したりして...


「チョプリズム」のリンクありがとうございます。こちらもリンクさせて頂きますので宜しくお願いします。

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